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フジロック 2013 2日目 こんなアーティストや出演者が見たいよメモ

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フジロック2013 2日目に行くならみたいこんなアーティスト個人的メモ、です。

前回にひき続き、気が向いたので書きます。

 フジロックの2日目は早い時間帯にPriscilla Ahn(プリシラ・アーン)とか、Aimee Mann(エイミー・マン)とか夏木マリとか素敵な女性がドカドカと出演しますが、基本的にあきらめます。昼の2時くらいに苗場到着すればいいんじゃないかな、とか思っています。

 

1.奥田民生

 大阪で一度だけ奥田民生のライブを見たことがあります。以下、その時の民生のMC。

「昨日は東京でライブだったので移動の新幹線の中で、大阪に来る途中、携帯電話からヤフーニュースって見てたんですよ」

「東京でのライブのことが配信されていて、『奥田民生は客をカモーンなどと客を煽った』って記事には書いてあったんですよ」

「今時、ロックのライブとはいえ、カモーンって、そんなこと言ったりすると思います?」

お客さん爆笑。

「じゃあ、次の曲行きます、カモーーーーーーーーーン」

 

 最近のセットリストを見るとフェスではライブの定番曲多めな感じでしょうか。ただ通常のアーティストのフェス仕様とは異なっていて奥田民生の場合はヒット曲ではなく自身のライヴ定番曲を演奏するふうなところが見受けられます。ビートの強い曲が下手をすると「マシマロ」くらいで、しかも下手をするとそれもやらないかも、みたいな感じでちょっと楽しみです。だって「103」とか「The STANDARD」とか「CUSTOM」とか「野ばら」ですよ。たとえば「103」って「ピッピッピッピピー、ピッピッピピー、朝は時計としょーぶーするー」みたいな歌詞の曲ですよ。なぜ、それをフェスで、みたいな。なぜこんなダラダラしたお経みたいな曲を次々とみたいな。なぜジョン・レノン的なビートを持つこの男が、ここまでだらだらした曲を繰り返すのか。けなしてる?いいえ違います、もちろん、ほめてます。奥田民生、カモーン!

8/3追記 フジで実際に奥田民生を見たところ → こんなかんじのセットリスト(リンク先へどうぞ)でした。

 

2.Foals(フォールズ)

 着実に実力をつけているイギリスの踊れるギターロックバンド、フォールズ。前回のフジロックではライブ強者の集まるホワイトステージでLCDサウンドシステムの前という厳しい時間帯でも印象的なパフォーマンスをした彼らでしたが、今年の初頭にリリースされた3rdは今までの彼らにないスケールの大きな音(=大雑把と評判)を作り上げたから、ということなのか一番大きなグリーンステージへの出演です。って言われているんですが、3rdってそこまでスケール感あるか?大きな箱仕様か?というのが個人的な感想で、例えばその3rdアルバムのInhaler(インヘラー)なんて彼ららしい歪んだサウンドに感じましたし、そこからラストのTwo Steps, Twice(ツー ステップス、トゥワイス)になだれ込む展開は美しい流れじゃないでしょうか。

 

3.Darkstar(ダークスター)

 2ndアルバムを聴いたんですよ。あれ?ダークスターってこんなだっけ?まるでVampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)とHurts(ハーツ)が社交ダンスを踊っているかのよう。もしくはタイムマシーンに乗せられて強制的に70-80年代に戻されたかのよう。またはビーチ・ボーイズの再来?とにかく色々な意味でPOP、ダークスターなのに。フジロックでは人によってはダークスター→Karl Hyde(カール・ハイド)→ハーツという順番で見ることになると思うんですが、そうすると間違いなくこれはいったいいつの時代の音楽よ?と思うはずです。あなたもちょっとした時空の旅人ですよ。ダフト・パンクのあのアルバムはやっぱり正しかったのか?と思うこと請け合いの時代を次々にさかのぼっていくエレクトロ・ポップ・バンドがダークスター。おそらくこのままの路線で進めば数年後には「ひねくれポップバンド」とかの枠組みでヴァンパイア・ウィークエンドあたりと同列に語られると思います。そういった意味では00年代的でもあり10年代的でもあります。最新型ってのはある種こんな感じなのかもしれませんね。

 

4.Karl Hyde(カール・ハイド)

 ニュー・ウェーブの夢よもう一度ということでカール・ハイドのソロです。薄々気がついてはいたんですが、野郎(カール・ハイドのこと)やりやがった。カール・ハイドは誰かがきちんと手綱を握っていないと80年代っぽいニュー・ウェーブっぽい、しかもどちらかと言えば古臭い音作りやがるんですよ。どうするんだよ、コレ。しかもフジロック2013は何故かカール・ハイドをとにかく聴いてくれ!みたいな熱いテンションで、ほとんどの時間誰とも被っていないんですよ。余計なお世話です。Underworldアンダーワールド)が3度の飯よりも好きな私ですが、カール・ハイドはちょっとと思っていたんですが、時間的に見なきゃ仕方ないでしょ、というか私が見ずして誰が見やがるんだチキショー。見ます、見ます。アンダーワールドの曲もやるらしいんで、せめてJumbo(ジャンボ)やってください。あの曲は雰囲気のいい曲だし、カール・ハイドのソロにもあうと思います。

 

5.Hurts(ハーツ)

 聴いてない人ハーツの2ndアルバムを聴くとよいと思います。ヴォーカルはセオという人なんですが、この人めっぽう歌がうまいんですよ。なのに、なのに、なんじゃこりゃあと思うよくわからんコーラスをすごい勢いでかぶせてくるわけでうよ。もう自分はなぜこんな音楽を聴いとるんだろうかと不安になってきます。でもそれがいいんです。2ndアルバムは80年代っぽいです。1stアルバムの時には静かなナイン・インチ・ネイルズだと思いましたし、世間の評価はデペッシュ・モードらしいです。でも、そんなの気のせいです、変なコーラスで前後不覚になるべきです。

 

6.Björkビョーク

 まずは動画を見てくださいよ。

あなたが思ったことはたぶんこれじゃないかな。

「 おまえ、スリップノットのあいつだろ。 」

 

スリップノットのあいつが誰かわからない方は→こちら

もっとちゃんとしたビョークの動画が見たい方は→こちら

 

 ビョークのライブはなんだか変な劇団を30人くらい引き連れてのカオスなライブになりそうです。セットリスト的には最近のアルバム2枚(Biophiliaともう一枚)+ベストに近い選曲でしょうか。Hyperballad(ハイパーバラッド)はやりそうですよ、奥さん、よかったですね。 

 

7.Jurassic 5(ジュラシック5)

 見どころはやっぱりなんといっても、Chali 2na(チャリツナ)さんの声(低音が素敵な人)ではないでしょうか。

 今年突如復活を果たしたジュラシック5なんですがこちらの記事(Quality Controlのレビュー)でも告白している通りに私はヒップホップについては素人ですが、それでもなお、この人達にはわからなくったって楽しめるぜ、といったエンターティメント性があります。

 

さあ、そんなわけでフジロック2013 2日目見たい人メモもここで終わりです。去年のピッチフォークでNo.1を獲得したKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)とかお前の好きなイギリス出身のトム・オデール(Tom Odell )とかKYTE(カイト)とかSkinny Lister(スキニー・リスター)はどうしたんだ、という意見もありますが、もうすでに最後の2組を見ていただければ分かる通り力尽きています。機会があれば、ご紹介しますよ、と言いたいところですが、3日目すらエントリを残せるかどうか微妙な雰囲気ですね。

それでは、また機会がありましたら3日目を書きます。

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