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フジロック2017 1日目 私の見たいアーティスト/バンド

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フジロック2017

 ここ数年、フジロックに関しては見たいアーティストの動画をペタペタと貼っていくだけの更新を続けいていますが、今年もせっかくなので同じ感じで進めていきたいと思います。 

 もちろん私自身にはたいした知識もなく、グリーン・ステージ、ホワイト・ステージ、レッド・マーキーの3つの主要ステージだけで事足りてしまうようなメモですがよろしくお願いします。

 フジロック2017全体としては個人的にはLCD SoundsystemLCDサウンドシステム)、Death Grips(デス・グリップス)、小沢健二Corneliusコーネリアス)の登場する2日目土曜日に強く期待をしていますが、金曜日も並べてみると来日回数が少ないアーティストがけっこういて、かなり楽しみです。

  

1.Rag'n'Bone Man(ラグーン・ボーンマン)

 ラグ・アンド・ボーン・マンはイギリス・アックスフィールド出身のシンガー・ソング・ライター、もしくはソウル・シンガー。 

 2メートル近い(196cm)巨漢で、2017年にデビューアルバム「Human」を出したばかりの新人アーティスト。新人とはいえ1985年1月生まれということは2017年7月現在32歳になる。

 その巨漢にたがわぬパワフルでソウルフルな歌声。大物感があふれる存在。

 タイムテーブル的にはグリーンステージの13:20と少し早めの時間帯。

 私は7月に入ってからもっとも聴いているアーティストがラグ・アンド・ボーン・マンなのでかなり期待している。

 

2.Big Willie's Burlesque(ビッグ・ウィリーズ・バーレスク

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 ビッグ・ウィリーズ・バーレスクはドラマーWillie McNeil(ウィリー・マクニール)率いるバーレスク ・バンド。

 冒頭、グリーン・ステージ、レッド・マーキー、ホワイト・ステージで事足りると書いたがフジロックの華にして重要閲覧ポイント、カフェ・ド・パリを忘れてはいけない。そして、そのカフェ・ド・パリでもっとも注目するべきはこの人達。

 狭いカフェ・ド・パリのステージを喜劇的で滑稽な笑いとキャバレー的なセクシーさと踊りと音楽で魅了するバンド。それがビッグ・ウィリーズ・バーレスク

 フジロックのカフェ・ド・パリの番人的な立ち位置となっているため、このバンドをご覧になった方も多いはず。

 フィールド・オブ・ヘヴンから向こう、具体的にはオレンジ・カフェ、ストーン・サークル、バスカーストップ、カフェ・ド・パリの辺りは奥地とも呼ばれメインとなるグリーン・ステージやオアシス・エリアからは移動に30分近くかかる。この付近に一度だけ訪れたいと考えるならばビッグ・ウィリーズ・バーレスクの時間帯に合わせることを個人的にはおすすめしたい。

 

3.EDEN(エデン)

 エデンはアイルランド・ダブリンを中心に活動するシンガー・ソング・ライター兼プロデューサー。2017年7月現在21歳と若く才気溢れている。

 ギターで奏でるEDMとでも言うべきか。音源を聴いた感触と、動画を見た感触は個人的にはかなり異なっている。音源を最初に聴いたときにはエレクトロニカのようであり、繊細な音作りにも思えたが、動画を見た印象はむしろエレクトロ・ポップ・スターのような佇まいで、総合的な感想としては少し音楽的な志向は異なるけれど新しいJames Blake(ジェイムス・ブレイク)だと感じた。

 もちろんステージはレッド・マーキー。若く驚くべき才能がフジロックに登場する瞬間だと考えている。

 

4.RADWIMPS(ラッドウインプス)

  ラッドウィンプスは日本の4人組ロック・バンド。

2016年に新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」で劇中音楽を担当。ご存知「前前前世」の大ヒットで国民的人気バンドの地位を確定させる。

 このバンドには少し思い出があって、私の前のブログもしくは前の前のブログのどちらかの時にコメント欄でこのバンドのファンの方にラッドウィンプスは最高だから聴いてください、と言われたことがある。それがおそらく10年くらい前の出来事。ラッドウィンプスのボーカル・ギターの野田洋次郎は現在32歳とのことなので20歳前後の頃からの人気者ということになる。

 ステージは人気者にふさわしく一番大きいグリーンステージ。

5.Father John Misty(ファーザー・ジョン・ミスティ)

  ファーザー・ジョン・ミスティはアメリカ・ロックビル出身のシンガー・ソング・ライターのジョシュ・ティルマンのソロ・プロジェクト。

 ジョシュ・ティルマンはかつては(J・ティルマン名義で)活動をしていたが、ソロ活動をいったん取りやめFleet Foxes(フリート・フォクシーズ)にドラマーとして加入。その後脱退。2012年から新たにソロ・プロジェクトととしてファーザー・ジョン・ミスティを立ち上げる。

 下の動画はファーザー・ジョン・ミスティは今年リリースされた新譜「Pure Comedy」のM1「Total Entertainment Forever」のMV。マーコーレー・カルキンがカート・コバーンを演じている。

 

6.スチャダラパー

 スチャダラパーは日本のヒップ・ホップ・グループ。

 スチャダラの盟友・小沢健二タモリが司会をする音楽番組ミュージックステーションで公式アナウンスより先にフジロック17への出演を勝手に発表した段階からスチャダラパーフジロックへの参加は運命づけられていた。

 「今夜はブギー・バック 」がセットリストに入っているかどうかは分からないけれど、おそらく夏フェスでの彼らの定番曲「サマージャム'95」は、サマージャム2017なんつって必ず直球なタイトルつけちゃってね、確実に披露されるはずだ。

   

7.Catfish And The Bottlemen(キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメン)

 キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメンはイギリス・ウェールズで結成されたギター・ロック・バンド。 UKの王道インディーロックバンドのような強くくっきりとしたメロディを持つ。

 ちなみにキャットフィッシュとはアメリカナマズのこと。補足しておくとバンド名はヴォーカルのヴァンが子供時代にシドニーで見た大道芸人の名前をもじって拝借したとのこと。

 2015年のフジロック3日目に登場予定だったがメンバーの体調不良のためあっさりキャンセル。旬と思われたUKロック・バンドがこういった形で来日の機会を逃す場合、その後行方不明になる確率が大変高いが、彼らはなんとかここまでサヴァイヴ。

 

8.The xx(ザ・エックス・エックス)

 The xxはイギリス・ロンドン出身のドリーム・ポップ・バンド。

 楽器の編成的にはギター、ベース、キーボードの3人編成で、女性/男性のツインヴォーカル。私が2010年レッド・マーキーでライブを目撃した時には、「Crystalised」の演奏の際、隣の外国人はでかい声でこの曲のイントロを口ずさんでいた。また同じく「Crystalised」という曲には、「ハイアイアイアー」と掛け合う部分があり、こう書けば言葉の上では純然たるロック・バンドのようでもありパンク・ロックのようにすら思えるが、実際にはドリーム・ポップというカテゴライズがしっくりくる佇まいで、雰囲気がある。フジロックとしても三回目の登場で、それぞれレッド・マーキー、ホワイト・ステージそして今回のグリーン・ステージと着実にステップアップしている。

 各国の主要フェスでもだんだん大きなステージで重要なポジションをまかされつつあり、Sigur Rósシガー・ロス)やBjörkビョーク)のようにヘッドライナーを任されてもおかしくない大物感がある。

 バンドと音楽の特性上、暗くなってからの時間帯もしくは室内向きのバンドで、そういった意味では、19:20からの登場はThe xxの雰囲気にぴったりとくる。

 ことし2017年に3枚目となるアルバム「I See You」をリリースしたため、セットリスト的にはこの新譜が中心の楽曲になると思われる。

 

9.Rhye(ライ)

 ライはマイク・ミロシュとロビン・ハンニバルによるソウル・デュオ。

 彼らのデビュー・アルバムが発表されたのは2013年のことだ。その2013年に彼らはフジロックに登場している。2013年のフジロックに関しては私はひとつの後悔がある。そのことはこのブログに書いた。内容としてはライのライブを見逃したことだ。(→link)

 ライのヴォーカル(マイク・ミロシュ)は音源だけを聴くとある種シャーデーのような気だるい女性ヴォーカルを想起させる。しかし実際のヴォーカルは男性だ。いや注目するべき点はそこではない。アルバム音源と実際の演奏が異なる点は動画を見ていただければわかるが、デュオと書いたがジャムバンドのような編成で、演奏に長けているメンバーが揃っているということになる。

 2013年のライについて最高だったという感想のツイートを私は自身のタイムラインでいくつか見たが、多分そのとおりだったんだと思う。

 

10.Sampha(サンファ)

 サンファはイギリス・ロンドン出身のR&Bシンガーもしくはシンガー・ソング・ライター。 

 サンファは今年(2017年)初のフルアルバム「Process」をリリースしている。とは言え、日本の夏フェスつまりフジロックサマソニには過去にSBTRKT(サブトラクト)のヴォーカリストとして合計3度ほど参加しており、知った顔ということになる。

 ただしここ数年で、Solange(ソランジュ)、Kanye West(カニエ・ウエスト)、Frank Ocean(フランク・オーシャン)らと共演し、その存在感を強めている。

 サブトラクトとの関わりからダブステップ/エレクトロニカ/ダンスとの関わりが強くミステリアスな印象が強く、また、ラップありのブラックミュージックを想像しがちだが(少なくとも私はそうだ)、今回リリースされたアルバムを聴く限りでは、ゆったりとしたピアノ演奏が似合う大人のコンテンポラリーなR&Bの成分が強いと感じる。

 とはいえ実際には、全編そんな内容のアルバムかというとそんなこともなく、サブトラクト的な雰囲気は多分にあるのだが、サブトラクト時代には私がかなり鈍感で気がつかなかったこととして、サンファは「声」が独特で印象的だ。今回のデビューアルバムで言えば「Plastic 100°C」が印象に強い。そのためか、イメージとまったく違う雰囲気を私が掴んでいるだけなのかもしれない。サンファはひたすらに私にとって、とらえどころのないアーティストだ。

 

11.Queens Of The Stone Ageクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ

  クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジはアメリカ・カルフォルニア出身のハード・ロック/オルタナティヴ・ギター/ヘヴィ・ロック・バンド。

 ダークでハードでヘヴィでアグレッシヴなギターリフを決めるバンド。

 クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジと言えば夏フェス来日キャンセルの代名詞でもある。過去にフジロックサマーソニックでは2005年、2008年、2011年の合計3回の出演発表後のキャンセルの実績がある。

 ただしヴォーカル・ギターのジョシュ・オムは2010年に元Led Zeppelinレッド・ツェッペリン)のジョン・ポール・ジョーンズがベースを弾き、Foo Fightersフー・ファイターズ)のデイヴ・グロールがドラムを叩くバンドThem Crooked Vultures(ゼム・クルックド・ヴァルチャーズ)のフロントマンとして、フジロックのグリーンステージに登場している。またクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ自体も2002年のフジロックで演奏を行っている。

 今回のフジロックへの来日が果たされるかどうかが大変興味深いところでもある。

  そして何より夜の暗に包まれたホワイトステージをヘヴィなリフで切り裂くことを期待している。

12.Gorillazゴリラズ

 ゴリラズは1998年にイギリスでデーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットらにより結成されたオルタナティヴ・ロック/ ヒップホップ/エレクトロ/トリップ・ホップ/覆面バンド。

 もちろんフジロック2017金曜日の最大の目玉のアーティストである。

 ゴリラズそのもの活動としては今年リリースされた新譜「Humanz」で5枚目のアルバムということになる。

 ゴリラズ結成当初はアニメーションがによる演出が中心で、ライヴの際にはデーモンも白い幕の後ろに引っ込んで姿を表さないスタイルだったが、ある時期から演奏をするバンドメンバーそのものがスポットライトを浴びる形で登場するようになった。

 今回のアルバム「Humanz」ではデーモン・アルバーンがヴォーカルをとる曲は「Busted and Blue」ただ一曲で他の曲はすべて客演アーティストがボーカルをとっている。

 ゴリラズはアルバムの形式としてたくさんの客演アーティストが参加しているが、これをアニメーションなしでどのように対応しているのか気になったが、大規模なグラストンベリーのようなイギリス本国でおこなわれるフェス以外のライヴではスクリーンに大写しで、客演アーティストが映し出されることが多いようだ。

 

フジロック2017 金曜日まとめ

 フジロック1日目の注目アーティストはやはりゴリラズ。おそらく客演アーティストはほぼ登場しない形と想像されるけれど、それでも華やかであろうステージに注目です。

 また、ファーザー・ジョン・ミスティ、エデン、ラグ・アンド・ボーン・マンの3アーティストにも期待したいです。

 実力は折り紙付きながら来日そのものに不安のあるクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジにも期待したいですね。

 ライとThe xxはライブに定評があると思うので私は絶対に見たいと考えていますが、他との兼ね合い上どうなることでしょうか。

 

 2日目と3日目はそのうち書きます。

 まずはフジロック2017 1日目見たいアーティスト/バンドリストでした。

 

 フジロック2017 2日目はこちら(→link)

 

 

 

 

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