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Woman/Rhye(ライ)

 
 
フジロック2013にひとつだけ後悔がある。
 
今年のフジロックは個人的に大変楽しいものだった。でもたったひとつだけ後悔がある。それはライを見逃したこと。
 
金曜日の午後4時過ぎ、ライの演奏時間が終わった後、Twitterのタイムラインを眺めていると、ライに対する賞賛ツイートと、もうひとつよくわからないことがツイートされていた。
 
 ライのデビュー・アルバムを聴いた渋谷陽一はこういった。「シャーデーですよね」 直球すぎる意見だけれども、大変正しい。というか、ほぼこのアルバムを聴いた人たちはシャーデーを引き合いにだす。それくらいに何もかもアルバムのジャケットの雰囲気とかもとにかくシャーデーっぽい。
 
 ライのアーティスト紹介などを見るとマイク・ミロシュとロビン・ハンニバルの2人組デュオというような紹介がなされている。この謎めいた二人組はアーティスト写真もあまり顔がはっきり写ったものが少ない。ぼんやりと写ったアーティスト写真はともに男性の髪型に見える。いやはっきり顔がうつったものは若干あって、二人とも男性の顔だ。
 このアルバムから聴こえてくるのはどう考えても女性ヴォーカルだった。例えば曲ごとにゲスト・ヴォーカルを迎えているなら、確かに男性二人組の表記でもおかしくはない、けれどもこのアルバムでは一人の女性ボーカルが歌いきっている。
 これは何らかのメッセージ、もしくは何らかの悪ふざけによりアーティスト・ヴィジュアルを男性二人にしているんだろうか、つまり音を作る人間と、ヴィジュアルを担当する人間を分けているのではないかと、考えていた。
 このシャーデーのようなミステリアスな女性ボーカリストの情報というものはあまりなかった。
 
 Twitterから流れてきたライのライブに関するツイートは2種類。
 1つ目はギターレスなバンド編成で、どちらかといえばジャム的な要素が強く、アルバムとはまた印象の異なったライヴだったとのこと。ざっくり言ってしまえば大変良いライブであったと。
 2つ目は、ヴォーカリストは女性ではなく男性であるということ。
 
 フジロックから戻ってきてから少し調べると情報がまるで出ていないわけでもなく、たんに私の見方が雑なだけだった。もっとしっかり調べればたどりつけていた。マイク・ミロシュという人がヴォーカリスト。どうやらこの人があの、女性的な声の正体のようだ。確かに、女性ヴォーカルっぽい男性ヴォーカルは存在する。ただ、そいういった場合であっても後から聴き直すと、ああ確かに言われてみれば男性だよねと思うことが多い、けれど、このマイク・ミロシュの場合は私はいまだうまく理解ができていない、あるいは何らかの繊細な問題を抱えているのかもしれないけれど、やっぱりまだ女性ヴォーカリストがクレジットされていないだけではないかとも思っている。でも、ヴォーカリストが男性なのか女性なのかなんてことを気にすることはライの1stアルバムの前では些細なことなのかもしれない。でもアルバムタイトル「Woman」だし情報の出し方的に明らかに意図的ではあるし、私はライの手のひらの上でくるくると踊っていたようだ。
 
 Twitterでのライブの高評価を聞いてこの人達を見逃したことをしくじったなと感じた。特に静かな印象の強いアルバムとは異なるライブとはどんな内容だったんだろうか。次の来日に期待している。
 
 
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