いははひはふ(いただきます)
いははひはふ
駅で印象的なポスターをiPhoneで取ることが大好きだ。
その中で不思議なポスターを見つけた。
それがこれだ。
私はしばらく、ずっとこのポスターについて考えていた。
いははひはふ?
あつあつグルメフェス?
「いははひはふ」という名前のグルメフェスだろうか。ちょっと意味がわからない。
ところで話がそれるが私はグルメフェスというものの存在がよく理解できないでいる。例えば音楽フェスならば朝一番の出演者から身始めて夜中のアーティストの登場まで見続けても、体力さえ尽きなければ、いや体力が尽きしてしまったとしてもずっといることが出来る。いや、音楽を浴びつづけることが出来る。
グルメフェスは、私のイメージでは屋台のような飲食ブースが立ち並び、そこに日本各地、あるいは世界中のいろいろな飲食物が続々と並ぶ、参加者は自分の好きなフードやドリンクを見つけ、それを食べたり、飲んだりする。大きめのグルメフェスであれば、ステージが用意され若干のエンターティメントを楽しむ事ができる。
けれど、食べることが主目的である以上、どんなに多くともメインのフードを一つか二つ、ドリンクとスイーツあたりを食べれば、もうそれで満足のはずだ。そこにそんなに大きなニーズがある、ということが私にはうまく想像ができない。
そんなことを考えていると、天啓があった。「いははひはふ」は「いただきます」だ。気がついてしまえば単純な話だ。
でも待ってほしい。「いははひはふ」っておかしくないか?もう食べていないか?子供か?
そんなことが頭の中をぐるぐる回るポスターだった。
#はいチーズ
愛知県犬山市にあるリトルワールドのポスターはだいたい毎回印象的だ。よくできている。目につくことが多い。少しカラフルで、今風の言葉で言えばインスタジェニックな雰囲気がある。
このリトルワールドの催しポスターに限らず、最近のポスターは言葉の前に#(ハッシュタグ)を入れているものが多い。ハッシュタグを使って、インスタグラム上での拡散を作り手が願っているんだろう。
でも特にこの「チーズ&民族衣装フェア」のポスターは素敵だ。
綾瀬はるかの特大タペストリー
カフェや喫茶店などの飲食店に、この綾瀬はるかが印刷されたコカ・コーラのポスター(というよりはタペストリーと呼ぶのだろうか)が吊るされているのを時折、見かける。
ちょっと欲しいなとたまに思う。けれど以外にでっかいので私の部屋で飾るのは絶対に無理かなとも思う。
吸引力エスカとSKE48
名古屋駅の新幹線側から駅の外へ出ると、すぐに地下へエスカレーターで降りることが出来る。
エスカレーターで降りることが出来るからその名前がついているのかどうかはわからないが、その地下街には「エスカ」という名前がついている。
その「エスカ」の中にはSKE48のメンバーの顔写真の下に「吸引力エスカ」という謎の言葉が書かれたポスターが各所にペタペタとはられている。
この「エスカ」は新幹線の乗車口から一番近いところにあるため、名古屋名物の飲食店がびっくりするくらいたくさん入っている。ひつまぶしの店、手羽先の店(風来坊)、味噌カツの店、エビフライの店、味噌煮込みうどんの店、あんかけスパの店、コメダ、矢場とんもあるし、名古屋土産もたくさん売っている。価格はは観光地価格ではあるものの、だいたいの名古屋名物のある不思議な地下街だ。
けれど、未だに私は「吸引力エスカ」の意味がわからずにいる。
EMOTION!ありまつ
名古屋の外れに有松という街がある。最近この街のポスターがいろいろな駅にはられている。
実は有松は大変惜しい街でもある。
この街に旧街道の古い町並みが残ってはいるが、あまり風情にない。有松絞りのお店がいくつかあるものの、稼働率はあまり高くない。
すぐ近くには(正確には隣駅には)桶狭間の古戦場もある。けれど、愛知県はこの観光資源をずっとほったらかしにしていた。他県の観光地と比較すると、その意味であまり開発されていない町並みだ。
この地域はちょっとだけ頑張って開発すれば見てくれも良くなるはずとも思うが、まずはポスターでその場をしのいでおこうということか。