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フジロック2014 2日目 この出演者とかバンドが目玉なんじゃないですかねリスト

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 1日目に引き続いて書きます、題して「フジロック2日目 この出演者とかバンドが目玉なんじゃないんですかねリスト」微妙にタイトルが変わっているのは出演者一覧をばーっと見た時に2日目はなんだかんだ言って目玉っぽい人が多いよね、ということからこのタイトルとなりました。

  そういえば昨年もこんな感じのリストを作ったんですが、実際にこのページの閲覧数が上がったのはフジロック当日とかで、え、まさかこのページ現地からiPhoneだのアンドロイドだののスマホで見てんの?と驚いた記憶があります。申し訳有りませんが当日見ていただいてもあまり参考になる作りとはなっておりません。でも、それは出発前に見ようが同じことだけどな!

 

1 Heavy(ヘヴィー)

 UK出身のギター・バンド、ギターはレッド・ツェッペリンを思い起こさせる重厚なグルーヴを作り出し、ボーカリストは黒人でひたすらにソウルフル。いにしえのロックンロールそのものが現代に蘇ったかのよう。

 過去に3枚のアルバムを出しており、実力とその楽曲の圧倒度合いの割に知名度がないなと、勝手に思っていたわけですが、フジロックのラインナップが発表された際にはそれなりに取り上げられ不思議に思っていたわけですが、それは単に私が無知なだけでこの春「ペプシネックス ゼロ」のCMで「Same Ol’」が使われ話題になるなど、すでにその名前と知名度は世間に知られつつあるようです。タイムテーブル的には、時間的にはトップバッターということもあり、そこまでの集客はしないと思いますが、それでもグリーンステージです。是非このグルーヴィーでソウルフルなバンドに注目してほしいと思う次第であります。

  

2 White Lung(ホワイトラング)

 

  カナダ出身のパンク・バンド。 パンクはシンプルでなくちゃいけない、みたいなことを体現したバンド。シャウト、シャウト、シャウト。

 ボーカルは女性でライブ映像を見る限りは歌うというよりはマイク片手に叫んでいるといった方がニュアンスとして正しい。(上のPVではきちんと歌ってます、下のYoutubeはライブ動画。ドラム、ベースも女性でギタリストだけ男性)

 とにかく叫んでる。パンキッシュ。曲が短い。ぶっちゃけ曲と曲の違いもよくわからない。でもそれがつまりパンクということなんだ。

  

3 Travis(トラヴィス)

 

 トラヴィスはイギリスの国民的ギター・バンド。美しい名曲をたくさん持つ。常識で考えればこんな時間(15:50)に登場するようなアーティストではない。そのトラヴィスがそのバンドの存在感からしたら似合わない早い時間に一番大きなグリーン・ステージに登場する。

 前回のフジロック(08)でもトラヴィスはやはり都合上お昼に登場した。その際の「Why Does It Always Rain On Me ?」の演奏は過去のフジロックでも名場面のひとつ。名演。サビの前でいったん曲を止めてヴォーカルのフランがオーディエンスに語りかける。英語の分かる人はまわりの人に伝えてほしい。サビの部分で皆で飛ぼう、ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ。「どうして雨はいつも僕の上にばかり降るの?」と歌われるこの曲の時にだけ、あたかもそれが演出であるかのように雨がふりつけてきた。

 Why does it always rain on me?

 Is it because I lied when I was seventeen?

 Why does it always rain on me?

 Even when the sun is shining

 I can't avoid the lightning 

  セットリスト上はおそらく昨年出た新譜「Where You Stand 」の楽曲が多めになるものの定番ナンバー中心になるではないでしょうか。

 

4 St. Vincent(セイント・ヴィンセント)

 

 セイント・ヴィンセントはUS出身のギターヒーローウィキペディアや紹介記事などを見ると女性SSW(シンガーソングライター)とか歌姫などと呼ばれていることが一般的だが、私の中ではギターヒーロー。そもそも女性なんだからヒーローじゃないだろとか そんな些細なことはどうだっていい。彼女こそがヒーローなんだ。

 楽曲によってはテルミンを演奏したりすることもあるが、それだってたいして重要ではない。

 何を見ているのかさっぱりわからないその視線、彼女の指から時折繰り出される稲妻のようなフレーズ、テンションが高いのか低いのかわからない表情、これらを併せ持つセイント・ヴィンセントをギタリストと呼ばずしてなんと呼ぶ。 

 そのクールな様子とは裏腹にライブ中に客席にダイブすることがある。しかしダイブといっても非常に地味な感じだ。客席の中でよさ気な場所を見つけると、ゆっくりと、その身を客席に預けるように背中から病人が診察台に登るかのような感じでダイブする。その様子はまるで宗教的な儀式のようでもある。私達はその様を厳かな心境で見守る。実際に過去のライブはそのような感じで執り行われている。ところが不思議なもので、翌日にブログに掲載されている渋谷陽一のライブ評などを読むと「彼女はライブ中にテンションがあがったようで2回も客席にダイブをおこなった」などと書かれている。私たちはその記事に度肝を抜かれた。ああ、あれはテンションが上がった状態だったんだ、と。

 とにかく、その神秘性の高い不思議な孤高の存在としてのギタリスト、セイント・ヴィンセントには大注目間違いない。

 

5 Damon Albarn(デーモン・アルバーン)

 

 デーモン・アルバーンのソロ。もちろんデーモンはUKのロックバンド・Blur(ブラー)のヴォーカリスト であり、覆面バンドGorillazゴリラズ)の主要メンバーでもある。またその他いくつかのプロジェクトを手がける。

 イギリスのロックアーティスト界隈の話。労働者階級出身のノエル・ギャラガーがアート・スクール出身(だいたいミドルクラス出身)のバンドをdisるというのが恒例行事となっている。そもそも、その最初の標的となったデーモン・アルバーンに至ってはそもそも父親がアートスクールの学長を務めるような家庭環境で育つ。ちなみにブラーのギタリストのグレアム・コクソンはそのアートスクールに通う生徒でもあった。鶏が先なのか卵が先なのか、そりゃあオアシスとブラーとは分かり合うなんてできっこない運命だったんだ。

 芸術色の強い家庭に生まれたデーモン・アルバーンの音楽性は多様で本当に多くの音楽を雑食的に飲み込み、伝統的なギターロック、電子音楽、USインディ、ヒップホップ、アフリカのミュージシャン、現代音楽と本当に枠組みにとらわれることなく、自分の中に取り込んでいる。

 ただし、今回のソロ作品は非常に地味だ。えっ今までの説明全部無意味かよ。本人曰く子供時代から青春時代そして現在に至るまでを振り返えるように作られた作品となっており、落ち着いた仕上がりとなっている。あくまでも個人的な内容と言われている。サウンド面においても彼が今まで通過してきたどちらかと言えば地味な面が強く打ち出されている。

 そして今回のソロのライブはセットリストを見る限りはブラーのメジャーな曲はほぼやらない。じゃあ救いがないのかと言えば、その代わりにゴリラズの有名曲もリストに入っているようなのでご安心を。でも2次元バンドであるところのゴリラズの楽曲を普通にデーモンが歌うところはなんだかモヤモヤと微妙な心持ちにならないわけでもない。

 

6 Biffy Clyro(ビッフィ・クライロ)

 

 イギリス、スコットランド出身のロック・バンド。昨年のイギリスのフェス「レディング&リーズ」ではヘッド・ライナーを務めるなど本国と日本では扱いが大きく異なっている。

 ビッフィ・クライロはライブ動画やライブ画像など見る限り、基本的にライブ時は上半身裸。そう、ハダカ。人呼んで「ロック裸の大将」いやそんな呼び方をしているのは私だけですが。音を聴くと男臭いサウンドで、アルバムのジャケットから漂う知性とは真反対。ライブも男らしい感じ。そしてどこか優しい。そのサウンドは兵隊の位(くらい)でいったら大将なんだな。

 

7 Yoko Ono Plastic Ono Band(ヨーコ・オノ・プラスチック・オノ・バンド)

  サークルクラッシャーの先駆けと言えばもちろんご存知、オノ・ヨーコ。そのオノ・ヨーコ率いるバンドがヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド

 動画が全英どころか全世界に衝撃を与えたグラストンベリーでの「Don't Worry, Kyoko」の様子です。「ドンウォリ、ドンウォリ、ドンウォリ、ドンウォリ、ドンウォリ、ドンウォリー」良かったですね皆さん、わかりやすいのでシンガロングできますよ。この時のバックバンドが何故かYo La Tengo(ヨ・ラ・テンゴ) 。彼らは何を思って演奏していたんでしょうね。

 フジロックでの来日(?)の際にはがっつりメンバーが変わってNels Cline(ウィルコ)、小山田圭吾(元フリッパーズ・ギター)、本田ゆか(チボ・マット)、大野由美子バッファロー・ドーター)、あらきゆうこコーネリアスのドラム)ともう意味不明なくらいに無駄遣い。なんですかこれは。

 ウィキペディアにはショーン・レノンもメンバーとしてクレジットされているのですが残念ながら出演はない。なんでなんですかね。

 

 

8 Arcade Fire(アーケイド・ファイア)

 

 そして2日目 最後に取り上げるのはアーケイド・ファイア。カナダ出身のインディバンド。7人のメンバーが様々な楽器と声を操り、U2のごとく圧巻な演奏を行う。00年代以降を代表するスタジアム・バンドのひとつ。

 このバンドは過去に何度も大きな海外フェスのヘッドライナーをつとめており、そのうちのひとつコーチェラのライブ配信を私も2回ほど見たがそのスケールの大きさには感動を覚えた。フジロックのオフィシャルには世界最高のライブ・バンドのうちのひとつという記載があるが、それは本当に真実だと思う。熱狂と興奮を呼び覚ますライブを行える存在であることに間違いはない。

 

 さてそんなわけで「フジロック2014 2日目、この出演者とかバンドが目玉なんじゃないかなリスト」はここまでです。

 おいこらManic Street Preachers(マニック・ストリート・プリチャーズ)がないじゃねえか!とかウルフルズがあるだろう、とか、もしかしたら、MAN WITH A MISSION(マン・ウィズ・ア・ミッション)がないとか色々な意見もあると思いますが、とりあえず2日目はここで力尽きました。狼さんバンドは良いバンドですよ。過去に一度サマソニでライブを見たことがあります。先人へのリスペクトもあるしパフォーマンスも良かったですね。その時にはNirvanaニルヴァーナ)のSmells Like Teen Spiritをカバーしていましたよ。

 

 

 それでは3日目(ショートバージョン)へ続きます。(中身が薄いという意味でのショートVer.です)

 

 

 

 

 

 

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