サマソニとフジロックと自撮り棒
最近の夏フェスでの風景
スマホを皆が持つようになって久しい。イベントや観光地で自撮りをする若者も増えた。その中で登場したのが自撮り棒だ。夏フェスでの自撮り棒の取り扱われ方について書いた。
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自撮り棒
観光地など人が多く撮影スポットみたいな場所へ出かけるとカップルや若い女性を中心に自撮り棒がものすごい勢いで猛威を振るっている。
自撮り棒というのは、デジカメだのiPhoneだのAndroidのスマホだのをスティックの先にくくりつけ、手元でシャッターを押すと自撮りが出来るセルカ棒とも呼ばれる例のアレである。
確かにスマホで自撮りをしようとすると想定よりも距離が足らず、もうちょっと手が伸びたらな、と思うことがある。とはいえ最初にネットで自撮り棒を見た時には何かの冗談かと思った。が、意外に自撮り棒は利用されている。ネットで冗談だと思ったものがリアルではそうではなかった、ということか。
ちなみにアマゾンで自撮り棒で検索してもけっこうな数量がひっかかる。 → link
海外のフェス
そんな中、ただいま絶賛開催中の海外のフェス、コーチェラでは自撮り棒の使用が禁止されている。
また今年はPaul McCartney(ポール・マッカートニー)、Metallica(メタリカ)、Florence & The Machine(フローレンス・アンド・ザ・マシーン)をヘッドライナーに揃えた夏にシカゴで開催されるロラパルーザでもやはりコーチェラ同様に自撮り棒の使用が禁止されている。
サマソニとロック・イン・ジャパン
それでは日本の夏フェスではどうだろう。
つい先日、こんなニュースが流れた。
幕張/大阪で開催されるサマーソニック2015とひたちなかで開催されるロック・イン・ジャパン2015でもコーチェラやロラパルーザと同じく自撮り棒が禁止されているとのこと。
確かにぶっちゃけアレはうまく自撮りが出来るかもしれないけれど、人が多く混雑が確定の夏フェスでは邪魔そのものだし危ない。あまり人混みを想定した使い方は考えられていないと思う。人の多いところでは使えない。運営が禁止したい気持ちはよくわかる。
さらにサマソニ2015では自撮り棒だけでなく傘、クーラーボックス、パラソル、椅子、花火、動物(ただし介護犬のぞく)の持ち込みも禁止されている。
フジロック
勢いにのってフジロック2015についても調べた。
※Selfie Stick(セルフィースティック)は自撮り棒の英語表記。
会場内にカメラ・ビデオカメラ等持ち込みは可能ですが、出演アーティストの撮影は禁止です。又、録音機器の場内への持ち込みは一切禁止です。
またセルフィースティックの使用は他のお客様の迷惑になりますので、ステージ前方・および混雑時・移動しながらの使用は禁止致します。
混雑時、移動しながら、ステージ前方は禁止とけっこう条件はあるものの、フジロックでは自撮り棒そのものは禁止されていない。ステージ前方と混雑時という曖昧な言葉はフジロックでは椅子問題でもそうであるようにけっこう拡大解釈されがちだから、少し不安な雰囲気を醸し出している。
気がついたこと
ここまで書いて気がついた。夏フェス関連のブログ記事とかを求めているユーザーはこういった内容を求めてはいない。おそらくはフジロックのNoel Gallagher(ノエル・ギャラガー)ヘッドライナー2回目はさすがにどうよ?とか、The Chemical Brothers(ザ・ケミカル・ブラザーズ)はサマソニ向きじゃないんじゃないのか?とか注目のUKロック・バンドは誰よ?とか、ソニックマニアのThe Prodigy(ザ・プロディジー)はあがるよね?とかそんなことなんじゃないのか、と思い始めてきた。けれど、夏フェスと自撮り棒のことについて考えたりするのもたまにはいいんじゃないかな。
今日のところはここで終わりにしたい。
おまけ
※ちょっとだけ最後の部分について少しだけ言わせていただくと、ザ・ケミカル・ブラザースはサマソニに向いていると思いますし、ザ・プロディジーは最高にあがると思います。注目のUKバンドはベースとドラムのロック・デュオRoyal Blood(ロイヤル・ブラッド)、ドミノ・レコーズの新人The Bohicas(ザ・ボヒカズ)、そしてまだ発表されていないHostess Club Weekender組あたりが今の段階では注目です。ノエルか、ノエルはねえ…。
追記(2015年6月21日)
自撮り棒(セルカ棒)だけはなくセルカレンズについてもちょっと書いた。(→ link)