vs. おすすめ

おすすめブログのカウンターとして始めたはずが、気がつけば薄っぺらなブログ

サマーソニック2014 東京2日目 このアーティストとか出演者を見たほうがよいと思うよメモ

 f:id:ame774:20140803174109j:plain

 

 前回の「サマソニ@東京1日目 このアーティスト&出演者が目玉で注目だよメモ」に続いてサマソニ@東京2日目&サマソニ@大阪1日目の出演者のこのアーティストは見たほうがいいんじゃないかなメモです。

 2日目は1日目のArctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)に比較するとクイーン+アダム・ランバートというなんじゃそりゃ?フレディ・マーキュリー亡くなっているのにクイーンとかありなの?という非常に判断に困る感じのアーティストがヘッドライナーとなっています。そのため運営会社のクリエイティブマンの清水代表がチケットの売上不足に悩んだためなのか、なんなのかはわかりませんが今まで以上にカオスで混沌としています。邦楽勢を中心に「これでもかっ」とアーティストを次々動員しています。興味深いラインナップとなっています。サマソニの出演者一覧を見てもムムムムと思う次第であります。

 ただし今回取り上げるアーティストやバンドもやはり私の知っているアーティストがメインとなるため偏りがでていることを先にお詫びします。

 そんなわけで2日目のメモスタートです。

 

1.パスピエ

 日本のポップ・ロック・バンド。キーボードの音が印象的なバンド編成で女性ボーカル。このバンドはサマソニ@東京のみの出演。2012年の暮れぐらいから話題になっていて、もっともポスト相対性理論と言われたバンド。いわれてみればボーカリストの声はやくしまるえつこっぽいし、音作りも相対性理論っぽくもあるし、渋谷系っぽくもある。

 ※ヴォーカルの声質がジュディマリyukiっぽいという声もちらほら聞くけれど、確かにアルバムを聴く限りはその雰囲気はあるが、ライヴ音源では私はそれは感じない。

 パスピエはポスト相対性理論か否か論争は時間が経過すれば、90年代に起きたMuse(ミューズ)はポストRadiohead(レディオヘッド)なのか論争と同じくらい無意味な論争になると予想。

 

2.Azealia Banks(アジーリア・バンクス)

 ニューヨーク・ハーレム出身の黒人女性ラッパーでありシンガー。1991年生まれ。

サマソニには2度目の出演。 まだデビューアルバムは発売されておらずいくつかのepがあるのみ。

 M.I.A.というかDiplo(ディプロ)を思わせるトラックにアジーリア・バンクスの弾丸のような高速ラップがのる(曲が多い)。ヒップホップのようでもありダンス/エレクトロニカのようでもある。そういった意味ではやはりM.I.A.に感触が近い。

 アジーリア・バンクスはいまだデビューアルバムは未発売ながらLady Gagaレディ・ガガ)やLily Allen(リリー・アレン)とすでに揉め事を起こしていて大物感は抜群である。その実力についてはグラストンベリー2013の動画(上の動画)をご覧いただければわかってもらえると思う。

 

3.きゃりーぱみゅぱみゅ

 日本の女性歌手にして「カワイイ」ポップ・アイコン。ある種の社会現象。楽曲提供者は中田ヤスタカ

 当ブログのサイドバーにも好きなEDMとして「きゃりーぱみゅぱみゅ」の「にんじゃりばんばん」名前が上げられており、あの曲がEDMかどうかは別として、10年代を代表するダンス/エレクトロニカ・チューン。

 こんなことを書くとギャグで言っている、本気で言っていないと思われているのではないだろうか。違う。きゃりーぱみゅぱみゅにはある種の天賦の才が備わっている。

 ひとことで言えばきゃりーぱみゅぱみゅは歌うと「エモい」。中田ヤスタカは何組かのアーティストに楽曲を提供しているが、その中でもきゃりーぱみゅぱみゅは際立ってエモい。いや中田ヤスタカプロデュースというくくりで考えなくても、ここまでエモーショナルな声質を持つ、エモーショナルな歌い方をするアーティストは滅多にいない。

 それがきゃりーぱみゅぱみゅの持つ天性のものなのか、それとも中田ヤスタカとの相乗効果なのかはわからないが、とにかくエモい。切ない。泣きそうになる。叫びたくなる。

 

4.Banks(バンクス)

  アメリカ・ロサンゼルス出身のシンガーソングライター。

 BBCが毎年おこなっている期待の新人アーティスト「Sound of 2014」で3位に選ばれ、昨年発売されたep盤も「ロンドン」epというものだったこと、イギリスでのライヴが成功を収めたなどの情報があったため、私はこのアーティストをずっと英国出身と勘違いしていた。

 バンクスは今年のサマソニに登場するアーティストの中では将来性を考えると目玉の部類ではないかと感じている。が、どちらかと言えばダウナーなライヴでバンクス自身もそこまでライヴ・パフォーマンスに長けているわけでもなさそう。ただしUS本国やUKでのライヴは概ね好評とのことなので期待半分、不安半分といったところ。

 

5.Metronomy(メトロノミー)

 イギリス出身のエレクトロ・ポップ・バンド。 2008年にこのバンドのメジャー・デビュー・アルバム「ナイツ・アウト」があのタナソウ田中宗一郎)の雑誌スヌーザーで年間ベストに選ばれたことなどでも有名。サマソニには2009年、2011年に続いて3回目の登場。

 実はこのバンドに関する恥ずかしい思い出がある。いや思い出などではない。現在進行形だ。それはかなりの回数私は「メトロノミーは次のArcade Fire(アーケイド・ファイア)だ」と口走っていることだ。今年のフジロックで初めてアーケイド・ファイアのライヴを体感した最初の感想は「やべえ。メトロノミーは全然アーケイド・ファイアじゃねえ。バンドのスケール感がまるで違う。俺はいったい何を言っていたんだ…」

 でもな、youtubeで改めて見ると「Holiday」の動画を見るとやっぱり、あの時の感想を撤回するのは何かが違う気もするんだ。だから恥ずかしい発言であろうと撤回しない。

 はじめてサマソニのライヴでHoliday」という曲を聴いた時にチープな音でコミカルな音ではあるけれどスケールの大きなバンドになるなと私は感じた。が、このバンドはそういった風に進化はしなかった。それだけのこと。

 メトロノミーと言えば独特のあのチープなキーボードの音、チープなリズムだと思う。今年リリースされた新しいアルバムではそれらは鳴りを潜めたとも言われているが、ライヴにおいてはどうだろう。彼らの魅力が変わっているようには思えない。

 

 それからもう一点。ものすごく気になることがあって、このバンドのドラムはアンナ・プリオールという女性ドラマー。曲によってはコーラスもつけているんですが、アーティスト写真をみるとけっこうな美人さんで。ちょっとすまし顔でキリっとしていてイケてる感じに写っているんですが。動画を見ると、ドラムを叩くところやコーラスをつけているところを見る限り、ものすごく残念な感じがしていて、もう気になって気になって仕方がありません。残念美人。

 

6.Ellie Goulding(エリー・ゴールディング

 イギリス出身のシンガーソングライター。1986年生まれの歌姫。

 いわゆる「セレブ」にカテゴライズされている女性アーティスト。EDM界の有名人達(スクリレックスやカルヴィン・ハリス)の寵愛をうけたり、 英国王室ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚披露宴でエルトン・ジョンの「ユア・ソング」をカバーしたり、Ed Sheeran(エド・シーラン)に「俺は昔あいつと付き合ってて別れた~」などと歌われるなど、もう何が何だかの話題性十分です。

7.The Horrors(ザ・ホラーズ)

 イギリス出身のインディ・ロックバンド。鍵盤(オルガン等)が印象的なギターバンド。ヴォーカリストは非常に長身。

 ザ・ホラーズは2014年に4枚目のアルバムをリリースしている。彼らはアルバムごとにバンドのイメージが変わる。特にデビュー直後はガレージ・ゴシックだのゴシック・パンクだの言われていたが、今やそのヴィジュアル的な面影を潜めて、音楽的にはどんどん次のステージに進んでいる。

 

 ※やっつけ仕事のようなコメントに思われるかもしれませんが、私はホラーズのデビューep以来の彼らの音源を聴いているんですがうまくこのバンドの魅力を言語化できず困惑しております。1stのゴスの印象で語るのは彼らの現在を語るのとは違うと思いますし、カメレオン・バンドという言い方もなんだかしっくりきません。いつの日にかホラーズについてはこのブログでじっくり取り上げたいと思っております。

 

8.Pixiesピクシーズ

 アメリカ出身のオルタナティヴ・ロック・バンド。インディ・ロック。

 ひとことで言ってしまえば「ピクシーズ」こそがオルタナティヴ・ロック。(ちなみにジーザス&メリーチェインこそがインディ・ロック。) 

 そういえばiPhone5SのCMにピクシーズのカバーが使われたらしく似合わねえなと感じた人は私だけではないはず。

 オリジナル・メンバーのキム・ディールは昨年脱退。以降はサポートメンバーとしてやはり女性ベーシストのパズ・レンチャンティンがベースを弾いている。

 

 

9.Queen(クイーン)+Adam Lambertアダム・ランバート

 今年のサマソニのヘッドライナーとして明らかに物議を醸し出しているというか賛否両論というか、そんなのありなのかと思われているであろうアーティスト。それがクイーン+アダム・ランバートアダム・ランバートはゲイであること以外は、声質・パフォーマンス・容姿など特にフレディ・マーキュリーには似ていない。

 ただし一つだけ鉄板なことがある。それはセットリスト。このクイーンと呼んでいいのかわからないユニットのライヴには確実に「We Will Rock You」も「We Are the Champions」も「Bohemian Rhapsody」もある。それだけで最高じゃないか。

 

  その昔、ロッキング・オン西原理恵子が漫画を載せていた頃の話。洋楽やロックの知識がまるで興味のなかった西原理恵子がクイーンというバンドを知り、ロッキング・オンのスタッフにクイーンが来日することがあればライヴに行きたいと直談判したところ「何言っているんですが、ヴォーカルのフレディ・マーキュリー死んでますよ」と言われショックを受けたが、クイーンのトリビュート・バンドが来日するコンサートを紹介されて足を運んだところ、それはコアなファンの集まる歌声喫茶と化していて、オーディエンスのほとんどがフレディそっくりさんに負けじと合唱していたという漫画が掲載されていた。そういったトリビュートバンドはやはりファンの喜ぶツボを押さえた選曲をしている。西原理恵子はこのトリビュート・バンドのコンサートにいたく感傷的な気持ちになったとも描いてあった。詳しい漫画の内容は忘れてしまったがクイーンの名曲を合唱できるようなファンがフレディ・マーキュリーが亡くなった今でも多く集まったということに対する感銘だったように思う。

 今回来日するクイーン+アダム・ランバートはジョン・ディーコンは不在なものの、ブライアン・メイロジャー・テイラーがしっかりと演奏している。

 クイーンは有名な曲も多く、曲の構造もわかりやすく、シンガロングしやすい。コアなファンが集まらずとも鉄板のライヴになることは間違いないのではないと思っている。

 

10.Kraftwerkクラフトワーク3D)

 

 ドイツ出身のエレクトロ・ポップ・バンド。このバンドは東京オンリー。バカバカしいくらいに有名な存在。ただ人によっては「クラフトワークってアレでしょ。ジョジョの奇妙な冒険に出てくるスタンドでしょ」って人もいるかもしれませんね。

  80年台中頃から活動が鈍化しており、再度アルバムがリリースされたのが2003年のこと。アルバムタイトルはもちろん「ツール・ド・フランス」。ところが近年活動が再び活発化してきて、実は2012年、2013年に続き3年連続の来日。そんな彼らですが 3Dライヴやるそうです。

 3Dライブという映像がきっちり作りこまれているライヴの特性上、現在のツアーにない楽曲が入り込む隙があまりないため、みんな大好き「電卓」は演奏されなさそうですね。

 ところで3Dってなんだよって話ですが、ソニックマニアでは3Dグラスが配布されるらしいんですがこちらのサマソニ本編ではどうなるんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 サマソニ@東京2日目、大阪1日目の注目アーティストメモとりあえず書き終わりました。本来はソニック・マニア版も書きたいんですが書けるかどうか微妙です。根気が続けば書きます。(→ 8/16追記 書けませんでした)

 ほかにもこの日の東京ステージにはCHARLI XCX、小島麻由美木村カエラDREAMS COME TRUE(ドリカム)、miwa森高千里 with tofubeats、SOIL&“PIMP”SESSIONS、グッド・モーニングアメリカ、SEKAI NO OWARIセカオワ)、リッチー・サンボラ(ボン・ジョヴィのギタリスト)、アヴリル・ラヴィーンBOOM BOOM SATELLITESと挙げていけばキリがないくらいに出演者/アーティストが登場します。

  気がつけばもう来週の土日がサマソニです。今週は台風が直撃だったので、日程的には運がよかったのではないでしょうか。いや来週のサマソニの天候まではわかりませんが。タイムテーブルのチェックはしましたか。持ち物はチケットとお金だけで十分です。ファッションとか服装とか難しいことは考えなくて良いです。ただひたすら暑いだけですから、Tシャツとかで十分です。あとグッズを買うために並ぶのはやめましょう。ライブをひとつでも余計に見てビール飲んだほうがはるかに楽しいです。それでは。

 

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...