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Whatever People Say I Am, That's What I'm Not/アークティック・モンキーズ

アークティック・モンキーズの最高傑作

この文章はArctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)の1stアルバムにして最高傑作にして歴史的名盤の呼び声高い「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」のレビューである。いや、そんな高尚なものではなくむしろ感想だ。このアルバムがいかに最高かを私の感覚だけで書く。

 

アークティック・モンキーズとは?

 イギリス・シェフィールド出身のオルタナティヴ・ギター・ロック・バンド。パブロック。00年代デビュー組としては最大級の最高を収めている彼らアークティック・モンキーズのデビュー・アルバムが「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」となる。ドミノ・レコーズからデビューしあっという間にスターダムを駆け上がった。

 

圧倒的なデビューアルバム

デビュー当初は「第二のOasis(オアシス)か?」と散々騒がれたが、良い意味で第二のオアシスになることはなく、2013年発売された5thアルバム「A.M.」もNMEで10点と高い点獲得し、飽きやすいと言われる英国プレスにも長く評価されている。ちなみに今回取り上げた1stアルバム「Whatever People Say I Am Thats What I Am Not」も10点を獲得している。
 NMEの評価はさておき、この1stは彼らが10代の時に作ったアルバムで若者らしく性急なビートであふれたロックンロール・ナンバーそして泣けるくらいの名曲がたくさんあり名盤といって間違いない。オアシスのリアム・ギャラガーがパンクを通過したものの歌唱法とするならば、アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーのそれはヒップホップ以降のボーカリストと言える。

 もちろん音楽雑誌などプレスやメディア受けだけが良いわけではなく、UKロックファンにもすんなりと受け入れられ、多くのオーディエンスをわかせることとなる。

 1stアルバム発表後ほどなく日本の夏フェス・サマーソニック06で来日すると、本国英国だけでなく日本国内でも大きな人気を獲得する。

 翌年2ndアルバム「Favourite Worst Nightmare」でその人気を不動のものとすると、グラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務めると、同年サマーソニック07でも2年連続の来日を果たし、ついにはヘッドライナーとなるなどその人気を確固たるものとした。

 
 

2012年のロンドンオリンピック開会式で演奏をした英国のロック・アーティストはPaul McCartney(ポール・マッカトニー)卿だけではない。彼らアークティック・モンキーズも同じ舞台でライブをおこない、この1stアルバムから「I Bet You Look Good On The Dancefloor」を演奏し、観客をわかせた。

 また最近はライヴのセットリストでは封印されがちながら、ファンの大人気曲かつかれらの代表曲とも言うべき「When The Sun Goes Down」もこの1stの収録曲。とにかく名曲ぞろいのすごいアルバムが「Whatever People Say I Am Thats What I Am Not」。

 

2018年のアークティック・モンキーズ

 今年(2018年)には新作となる6thアルバム「Tranquility Base Hotel & Casin」を発表し、近々の来日ツアーが待たれるところでもある。
 

 主要メンバーであるアレックス・ターナーがギター・ボーカルをつとめ、その才能・容姿に優れていることもあるが、髪型をリーゼントヘアにするなど古来のロックンロールについても愛着を見せ、その音楽の方向性も常に話題の中心だ。


 ガレージ・バンドにカテゴライズされることも多い彼らだが、英国出身でもあり、パブ・ロックといった言葉の方がアークティック・モンキーズの雰囲気をより正確に伝えている。
 パブ・ロックとガレージ・ロック(ガレージ・バンド)には何らジャンル的な違いなんてないものの、気分の問題でもあり、たたずまいの問題でもある。
 ちなみにジャケットに写っているタバコを吸っている人物はメンバーでもなんでもなくて、メンバーの友人だそうだ。

 

 

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