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面白そうだなと思った本2018年7月版

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あらすじ

 このエントリは私が書店をフラフラしている時に表紙を見て単純に面白そうだと感じた本を、冗談50%真面目30%勢い20%で、直感のみでコメントをつけている非常に内容のない文章である。

じみべん

 

 書店を歩いていて私の目に飛び込んできた文字、それが「じみべん」である。

 正しい書籍のタイトルは「つくおきのじみべん」。

 「じみべん」とは何かということなのだが、見た目が茶色っぽく地味になりがちだが、それを飽きさせない工夫を凝らした作り置き弁当。しかも5日分を週末に準備するレシピ集というのが本書の趣旨らしい。

 伝説のロックスターにジミヘンというギタリストがいる。1970年9月に亡くなっているのであと数年で没後50年になる。この著者がジミヘンのことを知っているかどうかは不明だが、「ジミヘン」と「じみべん」を掛けたタイトルなのだろうか。それとも「じみべん」というタイトルが単純にキャッチーに感じたのだろうか。

 「地味な弁当」をコンセプトに著書を作り、売っていこうという著者と出版社の野心には脱帽である。

 ただ、この「つくおき」はシリーズとして累計100万部を突破しているそうなので、左利きのギタリストの名前をもじったりするお遊びが出来る余裕がある人気シリーズということなのだろう。

 

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

 

 なかなかに強烈なタイトルである。

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のことを教えてくれた。」

 あまりにも唐突すぎて呆然とした。

 「17歳の私」にと書いてあるからにはおそらくターゲットが17歳周辺向けの哲学書をわかり易く説明した本、ということになると思う。が、よくわからないのは京都の部分。京都であることは何らかの意味合いがあるんだろうか。興味深い。

 また、わかりやすさを追求していくためには仕方ないとは言え「17歳の私」とはずいぶんド直球の対象者の絞り方で、あまりに説明的で、その直接的な表現方法に度肝を抜かれた。

名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論~

 

 サッカーの監督論である。著者はヘスス・スアレス

 もちろんこの著書を書いているスアレスは、ウルグアイ代表で試合中に相手選手に噛み付くフォワードのルイス・アルベルト・スアレスのことではない。

 著者のヘスス・スアレスはスペインの州リーグでプロ経験のあるサッカー・ジャーナリストであり、コラムニスト。その彼がサッカー界の名監督を切りまくった内容。

 出版そのものが2011年であるため若干古いが、それでもここで取り上げられているのはグアルディオラカペッロデルボスケモウリーニョベンゲルビエルサカマーチョなど13名。

イーロン・マスクの世紀

 

 私はイーロン・マスクについて何も知らない。

 もちろんPayPalの共同設立者であるとか、南アフリカ共和国出身であるとか、テスラモーターズの取締役会長兼CEOであるとか、宇宙関連事業をスペースX社で推進しているとか、ホリエモン堀江貴文)がことあるごとにイーロン・マスクの名前を出すとか、そんな細部は知っている。けれど、そのどれもがバラバラ過ぎて、断片過ぎて、結局私にはひとつのストーリーとして繋がっていない。

 そんな中、書店で見たタイトルが「イーロン・マスクの世紀」である。世紀って。世紀をを代表する人物とはどんだけ偉大な人物なのか?という問いが私の中には残る。

 イーロン・マスクに関する書籍は他にも多数出ているのでいつか読みたいと考えている。

デムーロ&ルメールで毎週焼肉を食べる法

 

 世界がイーロン・マスクの世紀であるならばJRA(日本中央競馬会)はデムーロルメール時代である。彼らが出走するレースで彼らに逆らうのはもはや愚策である。

 そんなデムーロルメールの得意・不得意などを調査/網羅した騎手本である。

 彼らはあまり人気を裏切ることもなく、不人気馬で穴をあけるという、競馬ファンにとっては神のごとき存在ではある。

 けれど、競馬ファンはデムルメという大雑把なくくりでまとめて、ともすれば競馬は外人騎手を買えば儲かるとかなりざっくりとした言い方をする。そんな競馬ファンへのカウンターパンチ。

 それをわかりやすい欲望、というかゲスい言葉、「毎週焼き肉を食べる法」と表現したなかなかの良タイトル。 

 

なす、大量消費

 
 
 ナスとは大量消費されるべき存在なんだろうか?私の頭の中に疑問が浮かぶ。
 やはりこのムック本も「作りおき」をテーマとしているレシピ本だ。レシピ本界では「作りおき」は大注目ワードなんだろうか。
書店のレシピコーナーへ行くと「作りおき」に関する書籍が山のように並ぶ。その中で他の書籍と違ったバリエーションを求めて、この書では「ナスの大量消費」をテーマとしたのだろうか。その理由はわからないけれど、インパクトは絶大である。

 

実録"気づくだけ"ダイエット

 
 すごい。気づくだけでダイエットが出来る。これはあまりにも画期的だ。
 
 何が画期的なのかを説明したい。

 内容としてはアマゾンは検索エンジンとしても有効であると考えたが、そうでもなかったという話だ。

 けれど「ダイエット」というキーワード検索をかけるとそこそこ面白い検索結果となる(→link)。

 それは「きゅうりを食べるだけ」のダイエットであったり、「体質改善」によるダイエットであったり、「1日2分跳ぶだけ」のダイエットであったり、「1日3分スクワットをするだけ」で痩せるダイエットであったり、「糖質制限」ダイエットであったり、「皮膚をねじる」ダイエットであったり、とにかく1日5分とか、1日10分とか、1日30秒とか色々なものが踊っている。

 革命じゃないですか。ダイエットの革命。xxしか食べないとか、1日xx分何をしないといけないとか、xxを制限するとかすべて些細なこと。気がつくだけでダイエット。何もかも超越している。

ブランドのコラボは何をもたらすか

 

 いつのころからかコラボーレーションが熱い。特に強いブランドと強いブランドの強烈なコラボレーションが熱い。

 私が昔よく行っていた回転寿司屋にはカニコラボというメニューがあった。今思えばなにがカニのコラボなのかよく分からないけれど、それはそれとしてコラボレーションはうまくやらないと魔法は生まれない。

 例えば「マジンガーZ VS デビルマン」とか「ドカベン VS 野球狂の詩」であれば作者がおなじためバランス感覚などに手心を加えるのは容易なことだ。けれど、まったく文化の異なるブランド間でのコラボレーションはそういったわけにはいかない。

 そういった意味で午後の紅茶とポッキーのコラボレーションの内情に迫る本書は興味深い。

 

小売再生 リアル店舗はメディアになる

 

 最近読んでいるいくつかの本が何故か最終的にコンビニのことを語っている、といった場合が多い。不思議なことに、小売において消費者の利便性を追求していくと、結果としてコンビニにたどり着くのだろうかというのが、最近の私の疑問だ。

 そんな中で見つけたのが本書になる。

商品開発という点では他のコンビニに大きく遅れを取っているファミリーマートの店内にいるとたまに不思議な放送が流れている。ファミマオリジナルのラジオ放送だ。比較的有名な芸能人などがDJを務め、ファミリーマートと自分の結びつきを語る。本書で語られているメディア化と関係があるか、ないかはわからないが、確かにこういった試みを行っているチェーン店はいくつかある。

 店舗はメディア化する。これは不思議なキーワードではない。

 実際、書店や雑貨店、飲食店に置かれている商品の売れ筋ランキングなどは購買行動に大いに結びついていると考えても良いと思う。

 リアル店舗とメディア化ということは同居が容易に想像される組み合わせと私にも思える。

 

ちょっとドキドキする女の子の仕草を描くイラストポーズ集

 

 私はイラストを描いたり、デザインをしたりしない。なので書店の絵を書く人のためのコーナーに入った時に、この手の種類の本がたくさんあることに驚いた。

 それは別に悪い意味ではなく、いろいろなポーズ、仕草、構成を書くためにもプロもしくはプロになりたい人はたくさんの資料を元に探求しているということにとても感心した、ということだ。

作画のための 戦う和装男子ポーズ集

 

 女性の仕草、ポーズ集だけだとアレなのでバランスをとって男子編。しかも戦う和装男子ポーズ集とかなり突き抜けてマニアックな感じで。

 一般的に女性向けは刀剣乱舞に限らず、例えば新選組関連などもかなり一般的なので創作をやる方には受けたりするのでは、ということ。

 実際にどれくらい売れているのだろうか。

高校野球は親が9割

 

「人は見た目が9割」とか「伝え方が9割」とか定番の9割本もあるが、最近ではとにかくなんでも9割と書かれた本がブーム。(→link)

 そんな中、登場したのが「高校野球は親が9割」。受験とかならまだわかるが高校野球まで親が9割といってしまうとさすがに言い過ぎでは?と感じるタイトル。

BAILA 2018年7月号

  私は自分が普段興味のないジャンルの雑誌の表紙を眺めることが大変好きだ。特に興味深いのが女性向けのファッション誌。この雑誌BAILA(バイラ)はもちろん一度も読んだことはないけれど、雑誌の特集として「着回し」という言葉をどーんと出してくる飾らないスタイルがとても素敵だ。これがティーンから20代前半向けの雑誌であるならば、もっとキラキラした言葉を使って、決して現実的なことを想起させたりしない。その意味において対象年齢が少し高いんだろうなと想像している。

まとめ

 面白そうだなと思った本を集めてみた。ただし、それ本当に読みたいのかよっ、出落ちじゃねえか、みたいなものが含まれてはいるけれど、私的にはやりきった感があるのでこれはこれで有りと感じている。

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