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おすすめブログのカウンターとして始めたはずが、気がつけば薄っぺらなブログ

フジロックにポケモンGOを持ち込むな

Ingress iPhoneアプリ スマホゲーム フジロック 雑文 夏フェス

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ヤサグレ日記

 フジロック2016に出演予定だったThe Avalanches(ザ・アヴァランチーズ)の出演キャンセルになったのでやさぐれている。そもそも2人組となってしまいDJセットしか出来ないザ・アヴァランチーズにどれほどの価値があるのかは疑問だったけれど、でも、キャンセルが決定したと言われると、やっぱり残念だ。

 代打はもうすでに決定していて、元Blankey Jet Cityブランキー・ジェット・シティ)の浅井健一のシャーベッツがその時間のレッド・マーキーでの演奏となる。

 元ブランキー・ジェット・シティという言い方は本人たちにとってはかなり失礼な言い方となるんだろうけれど、私にとってはそれ以上の感想はないから仕方ない。

 

 とにかく心が荒んでいる。ザ・アヴァランチーズのキャンセルで心が荒みきっている。荒んでいる故にもう本当に適当にブログ記事を書いてやろうという気持ちでいっぱいだ。誰かの役に立つ何かなんて書いてやるかという気持ちしか無い。

 

 話は少し変わるけれど、先週末妖怪ウォッチニンテンドー3DS用の新作ゲーム(妖怪ウォッチ3スシ/テンプラ)が発売された。けれど、世の中は、そして世の中とロクでなしどもは、まだ日本国内でリリースもされていないポケモンGOの話題に夢中だ。

  ポケモンGOに関する話題はある種のリトマス試験紙のようで、だいたい残念な感じのブログではポケモンGOに関する話題を取り扱っている。ポケモンGO残念ブログ祭りが開催されているのが2016年7月の第3週のインターネットの風景ということになる。

 祭りということであれば、参加することに意義があるのかないのか、とにかくフジロック前夜祭には参加できず自宅で死にそうな顔でキャリーバッグに荷物を詰めている私も、現実逃避をしつつキーボードを打っている。つまりは私はそういった種類のニンゲンということなんだろう。

 さらに話はそれるけれど、なぜニンゲンがカタカナかといえば少し前にボー・ニンゲンというバンドについて書いたからで、ボー・ニンゲンはフジロックにも登場するロンドンあたりで活躍する日本人によるサイケデリック・バンドだ。もし機会があったらyoutubeあたりで動画を見てほしい。The Beatlesザ・ビートルズ)が手塚治虫だとするならば、ボー・ニンゲンは水木しげるだ。

 

 ちょっとだけ話しを戻すと2016年7月22日深夜現在いまだポケモンGOは日本ではローンチされていない。

 

 私はこのローンチという呼び方には偏愛を感じたことは一度足りともないが、そのかわりにリローンチという言葉は大好きだ。

 その昔、90年代、JRA(日本競馬会)にはとある競走馬がいて、この馬は持ち込み馬で(外国産馬ではない)、G1では掲示板に乗るくらいには強かった。その馬は芝とダート兼用の馬でいかにもアメリカンなタフな馬だった。

 私はそのサラブレットが好きで仕方がなかった。馬の名前はトーヨーリファール。そのトーヨーリファール父親がリローンチ (Relaunch) という名前だった。血統的にはマッチェム系だった。

 マッチェム系って何って話になるんだけど、世界中で走っているサラブレットの父系をさかのぼるとすべての馬がたった3頭の馬にたどりつく。血統すごい。父親の力すごい。その3頭のうちの一頭がゴドルフィンアラビアンという馬でこの馬の血を受け継ぐ系統がマッチェム系と呼ばれる。

 けれど血統の話はそこまでは美しい話でもなく、均一に3頭の馬の子孫が残っているわけでもない。実際は、ほとんどがエクリプス系(始祖ダーレーアラビアン)の一強で世界の馬の血の90%以上を占めている。ヘロド系(始祖バイアリーターク)とマッチェム系(始祖ゴドルフィンアラビアン)なんて日本ではあわせても1%を切っているのが現状だ。ただ日本ではヘロド系にはそこそこ活躍馬がいて例えばメジロマックイーンとかシンボリルドルフとかトウカイテイオーとか(要するに全部パーソロン系)のような有名な馬がけっこういたので、まあ、ヘロド系はそこまで傍流というイメージでもなかった。一方、マッチェム系は90年代には本当に活躍馬がいなくて、日本の競馬ファン、特に私のような血統オタクたちはマッチェム系が今日にも途切れてしまうんじゃないかと不安で夜も眠れなかった。

 とにかくそんな中さっそうと現れたのがトーヨーリファール。そしてその父親の名前がリローンチ。そう、ストーリーとしては完璧で、マッチェム系のリローンチ(再出発)がここからはじまるという出来過ぎたストーリー、になるはずだった。けれど、トーヨーリファールはG1をとって大種牡馬になったりすることもなく、ひっそりと引退し、けれど、まあマッチェム系も2016年現在とりあえず、途切れずなんとか、今にいたっている。

 もう何の話かさっぱりわからなくなりつつあるけど、リローンチ。あのファイナルファンタジー14MMORPGとしてはスタート(ローンチ)にきっちり失敗したんだけど、なんとかリローンチをさせて、まあうまくいっているという噂も聞くし、ポケモンGOももし日本でのローンチに失敗しても、FF14を見習って盛大にリローンチすればいいんじゃないかなとか、勝手な感想を抱いている。

 

 もしここまで読んだモノ好きな方なら分かると思うけれど、ここで書かれている文章は脱線して本筋に戻る気がいっさいないスタイルだし、意味のある文章なんて書くつもりもないし、ポケモンGOの有意義な情報なんてここにはありはしないし、もし、そんなものが本当にほしいのならば検索窓にそれっぽいキーワードを叩き込んで次のサイトを閲覧したほうがマシだと思う。

 そしてもっと言ってしまえばポケモンGOを語るふりをしたイングレイス思い出詐欺でしかない。ここから先にポケモンGOの話題なんてほとんどないし、そもそも私はイングレスはしっていてもポケモンなんて池で釣ったコイキングを育てたらギャラドスになったことくらいしか記憶に無い。

 それでも読みたい方だけGO

 

大雑把なポケモンGO

 少しだけポケモンGOについて書く。

  ポケモンGO株式会社ポケモン任天堂、ナイアンティックの3社によって共同開発されたアンドロイド、iPhone対応のスマホゲームだ。

 共同開発と書いたものの基本的なベースは元google社内ベンチャーであるナイアンティックが開発したIngress(イングレス)をベースにしている。

 どうでもいい話だがナイアンティック(Niantic, Inc)をそのつづりから、私はニャンテックと呼んでいた。いや別に私に限った話ではなくイングレスを日本でプレイするユーザーは基本的に彼らの事をニャンテックと呼んでいたと思う。

 話を戻すとナイアンティックはgoogle社内ベンチャーだったがいつの間に独立したのか、任天堂に資金協力を受けたのか何なのかは私にはわからないが、グーグルから完全に独立した会社となったようだ。

 

 ポケモンGOはイングレスをベースにしている位置情報ゲームで、そこにAR(拡張現実)とポケモンを組み合わせており、現実世界でポケモンの内容つまり捕獲、育成、(交換)、バトルを楽しむことが出来る、らしい。何故らしいかといえばまだ私はポケモンGOをプレイしてないからであり、ウィキペディアの内容をそっくり書き写し、さらにイングレスとポケモンの内容から推測されることを追加しただけだ。また交換に括弧がついている理由だが、いまだ実装されていないらしい。

 現実世界のモニュメント/ランドマーク/名所旧跡/駅/郵便局などが「ポケストップ」(イングレスで言うポータルのようなもの)となり、ここでモンスターボールなどのアイテムを入手することになる。

 そしてポケモンGoでは3チームにわかれて「ジム」という場所を奪い合う。ちなみに3チームはそれぞれ赤・青・黄で色分けされている。

 つまりポケモンGOポケモンを育てつつ3チームにわかれて陣取り合戦をするゲームということになる。

ポケモンGOとIngress

 ポケモンGOでは、「ポケストップ」と「ジム」が重要な要素を占めることになるが、これがおそらくはイングレスのポータルがそのまま流用されるとのこと。

 つまりイングレスを先にプレイしていた人は最寄りのポケストップ、もしくはジムの位置をすでに覚えてしまっているはずだ。もっと言ってしまえば人によっては自身の通勤または通学のための道にあわせて新規のポータル申請をして、自分だけが利用しやすいポータルを作っているかもしれない。ちょっとだけイングレスのプレイヤーには知識的なアドバンテージがあることになる。

フジロックのポケストップとジム

 実はフジロックの会場にも少しばかりイングレスのポータルがある。

 それは苗場のプリンスホテルと、グリーンステージ、旧オレンジコート(今年からオレンジカフェになるらしい)の3つということになる。

 オレンジコートのポータルなど、ポータルの名前が間違っていて「オレンジ・ステージ」と表記されていた。

 実は昨年のフジロック期間中に(私だけではないと思うけれど)いくつかの場所(ステージ)においてポータル申請をおこなったが、その後ポータルが増えた形跡はないので、ニャンテックがポータルを増やすことにあきてしまったか、それとも今回のポケモンGOプロジェクトに飲み込まれリソースを完全に取られてイングレスどころじゃなくったかとにかく理由は定かではないけれど、とにかくポータルは3つのまま増えていない。

 ポータルが増えていないということはフジロックの会場内でポケストップだのジムになる可能性がある場所は3ヶ所、しかも苗場プリンスホテルは厳密に言えばゲートの外なので会場内とは言えない。

 これはつまり、そもそも始まっていない。ローンチされていないことはおいておいても、フジロックポケモンGOを持ち込むなということでしかない。

 

 イングレスマップ上のグリーンステージ

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イングレスマップ上のオレンジコート(表記はオレンジ・ステージ)

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イングレスマップ上の苗場プリンスホテル

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Ingressのちょっとした思い出

 イングレスの思い出をちょっとだけ書く。

 イングレスはポケモンGOと同じく位置ゲーということになる。

 この位置ゲーというやつが非常に厄介で、リアルニンゲンがやはり一番怖い。私は一度殴られるんじゃないかと思ったこともある。これはまた機会があれば書きたい。

 また私の場合、近所にイングレス中毒になったちょっとおかしな敵チームの人(おじさん)がいたので、自宅付近ではイングレスは封印していた。家からもっとも近いポータルはゴミ捨てに行くついでにハック(アイテムの取得)出来るくらいの近距離に存在していたれど、一度も家から一番最寄りのポータルはハックしていない。そのちょっとおかしなおじさんにスマホをいじっているところを見られたくないからだ。

 なぜ相手の人をおじさんと認識しているかというと、あまりイングレスをやっていることを隠さず堂々としているタイプの人で、ある種印象的な行動をされている方だったからで、あまり具体的に書くとやはり少し怖い感じなので、まあ麻雀でいうならばダブリー一発ツモくらいの勢いはある方だった。

 まあ、そんな風に近所にちょっと困ったおじさんが住んでいたり、会社の最寄りをポータルだらけにしたり、真夜中に未知のポータルを求めて墓場の中にあるお地蔵さんめがけて突き進んでいったりしている時に、これはもしや自分は何かにとりつかれているんじゃないだろうかと思い、それ以来イングレスはあまり起動していない。

 ポケモンGOがどんなゲームかまだ全容がつかめていないし、まだ未実装の機能もあるのでなんとも言えないけれど、そもそもローンチすらされていないけれど、夜中に墓場をうろちょろするようになったり、ジムが自分専用のものであるという気持ちなってきたら、それは明らかに中毒なので引退を考えたほうが、良いと思う。

 

 ただいまフジロック前日深夜1:37。夜が明けたらフジロックに出発だ。それでは。

 

 

 

 

 

フジロック2016 3日目 目玉はレッチリだけじゃないよメモ

フジロック 音楽 夏フェス 洋楽 電気グルーヴ ライブ

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フジロック2016 3日目(日曜日)のメモ

 フジロック私が見たいよメモ3日目です。

 3日目のヘッドライナーの時間のタイムテーブルは少し特徴的で、フィールド・オブ・ヘブンのKamasi Washington(カマシ・ワシントン)以外はグリーンステージのレッド・ホット・チリ・ペッパーズとほぼ被らないようになっています。

 みんなでレッチリを見てフジロック20周年をお祝いしましょうというスマッシュ日高代表からのメッセージでしょうか。

 ところで1日目のメモ(→link)ではSigur Rósシガー・ロス)とJames Blake(ジェイムス・ブレイク)が、2日目のメモ(→link)ではWilco(ウィルコ)が注目だと書きましたが3日目に特に私が注目しているアーティストはDeafheaven(デフヘヴン)です。また、この3日目は初見でも楽しめるようなアーティストが比較的多数登場するので期待しています。

 

Bo Ningen(ボー・ニンゲン)

 ボー・ニンゲンはイギリス・ロンドンで日本人留学生4人により結成されたサイケデリック/ギター・ロック・バンド。 

 2016年にはいってからのボー・ニンゲンは Savages(サヴェージズ)のUK/EUツアーのサポート、Primal Screamプライマル・スクリーム)UKツアーのサポートの計24公演と多忙だった。そしてフジロックへは2013年以来の登場となる。

 彼らは、時代錯誤な長髪ロックな出で立ちをしており、棒人間という奇怪なバンド名に違わぬオドロオドロしいサウンドを奏で、不可思議で独特な日本語詞を甲高い声で叫ぶ。サイケデリック・ロックにカテゴライズされているものの、どちらかと言えば音楽としては異形。乱暴な説明ではあるけれど、初期のThe Horrors(ザ・ホラーズ)からキーボードを引っこ抜いて足りなくなった部分に70年代のロックを足したような趣き。

 同じサイケデリックでもThe Beatlesザ・ビートルズ)が手塚治虫だとするならば、ボー・ニンゲンは水木しげるだな、というのが私の感想。

 

Deafheaven(デフヘヴン)

 デフヘヴンはアメリカ・サンフランシスコ出身のブラックメタル/ポストメタル・バンド。メタルとシューゲイザーの融合と評する人もいる。

 フジロック2016日曜日の出演者の中で、私が今まで見たことのないアーティストとしては実はもっとも期待しているのがこのデフヘヴンということになる。

 

 私は元メタラーではあるが、それは遥か遠い話でIron Maiden(アイアン・メイデン)のようなNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュヘヴィメタル)から北欧メタル、ジャーマン・メタルへと時代の趨勢が切り替わっていった時代の話でしかなく、最新のメタル事情などいっさい知らない。

 ブラック・メタルというジャンルについてはとことん無知でデフヘヴンと幾つかのアーティストのCDを購入しただけだ。

 彼らのアルバムそのものは収録曲が少なく、その代わりに一曲一曲が長い。7-8分から曲によっては10分強のものまである。ボーカルはデス・ボイスでメタル的なギター・リフやソロも奏でられるものの、ポストロック的であり、時にシューゲイザー的でもあるが、トータルで聴くともはやプログレを聴いているかのようでもある。

 デフヘヴンがブラックメタルと呼ばれる音楽ジャンルにおいて王道なのかどうかは私には判断しかねるが、ライブ映像を見た印象としてファッション的にはメタル然としていなくて、そのへんのオーソドックスなUSやUKのロック・バンドのようだ。

  このあたりの「よくわからなさ」ということも含めて私は楽しみにしている。

 

Stereophonicsステレオフォニックス

  ステレオフォニックスはイギリス・ウェールズ出身のオルタナティヴ・ギター・ロック・バンド。

 聞き飽きたかもしれないけれがステレオフォニックスもやはりまた日英の人気格差が激しいバンドのうちの一つ。動画は昨年のT in the Park2015の映像。トリであるNoel Gallagher(ノエル・ギャラガー)のひとつ前で演奏。過去にはグラストンベリー/レディングの両フェスでヘッドライナーを務めたこともある。

  シンプルで力強いギターサウンドにケリー・ジョーンズのハスキーで印象的なボーカルが乗るオーソドックスにして王道なロック・ミュージック。

 前回のサマソニではマウンテンステージである意味ひっそりと演奏していたが、今回は時間が早いものの一番大きなグリーンステージでの登場となる。

 

 

 

The Avalanches(アヴァランチーズ)

  ザ・アヴァランチーズはオーストラリア出身のエレクトロニカ・ミュージック・ユニット。メインのサウンド・プロダクト手法はサンプリング。甘美なメロディと映画のような享楽性とそしてすべてのをただひたすらにセンスで繋げていくさまは圧巻。

 2000年に発表された00年代最大の傑作とまで言われる「Since I Left You」から16年。出る出ると毎年言われ続けていたザ・アヴァランチーズの新譜がついに今年2016年発売された。

 彼らの出演発表がある種の音楽ファンには、もっとも盛り上がった瞬間でもある。

 バンドそのものは現在ロビー・チャターとトニー・ディ・ブラーシの2人組となっているらしい。

 ライブそのものはDJセットで実現されるようで、どのようなライブ空間となるのか非常に興味深い。

 

 ※アヴァランチーズはキャンセルとなり、浅井健一率いるシャーベッツが代打となります。シャーベッツかあ。シャーベッツねえ。

Leon Bridges(リオン・ブリッジズ)

 リオン・ブリッジズはアメリカ・テキサス州出身のソウル/R&B・シンガー。今年27歳となった。

 実はリオン・ブリッジズの音源を聴いて驚いた。と、いうのも今年27歳になるような若いアーティストのやるような音楽とはとても思えず、50年代60年代を彷彿させるようなクラシックな楽曲であり歌い方で、レトロ・ソウルとも呼ばれていることも妙に納得した。

 

Robert Glasper Experiment (ロバート・グラスパー・エクスペリメント)

  ロバート・グラスパー・エクスペリメントはアメリカ・ヒューストン出身のジャズ・ピアニスト、ロバート・グラスパーを中心とするジャズ・ユニット。

 現在ジャズであり、ネオ・ソウルであり、ヒップホップであり、R&Bである。

 名門ブルーノート・レーベルに所属していることでも有名。

 ジャズ界の風雲児でもあり、現在ジャズを語る際には外せない人物。ジャズとヒップホップとの融合とも呼ばれているが、ロックリスナー的にもNirvanaニルヴァーナ)の「Smells Like Teen Spirit」やRadioheadレディオヘッド)の「Everything In Its Right Place」をカバーしており、その音楽的レンジは途方も無く広い。

 

 2番目に取り上げている動画、レディオヘッドHerbie Hancockハービー・ハンコック)の力技カバーはRobert Glasper Trio(ロバート・グラスパー・トリオ)としての作品である。

 ロバート・グラスパーいわくエクスペリメントとトリオは異なるグループとのことだ。違うグループだから違う音楽体験があるべきだ、というものが彼の考え方だ。トリオはアコースティックな音が主体で、エクスペリメントはそれとは異なる。電子音楽的アプローチも強く、歌も入る、とのこと。

 このトリオで演奏されている「Everything In Its Right Place」はレディオヘッドで実現したかった内容にかなり近いものではないかと思えるところがある。

 個人的にはレディオヘッドハービー・ハンコックの融合というのはナイス・アイディアだと受け止めている。

Jack Garratt(ジャック・ギャラット)

 ジャック・ギャラットはイギリス・バキンガムシャー出身のシンガー・ソング・ライター。その音楽ジャンルは形容しがたくソウル・ミュージック、 ダブステップ、ポップ、エレクトロニカ/ダンスと言葉にしてしまうと少しジェイムス・ブレイクを彷彿させる。

 今年の2月にデビューアルバムがリリースされたばかりで、ピアノ、ギター、ドラムその他の楽器の演奏もするマルチプレイヤー

 2016年のUKの有力新人の一人で年初のBBC Sound Of 2016の一位にも選ばれている。ちなみに4位のBlossoms(ブロッサムズ)はサマソニで来日。5位のMura Masa(ムラ・マサ)はフジロック1日目のプラネット・グルーヴに登場する。

 ところで動画の「Worry」という楽曲についてジャック・ギャラットはこんなことを語っている。「『Worry』はJ-POPのトラックでJustin Timberlakeジャスティン・ティンバーレイク)が歌っているような曲さ」。

 

 

BABYMETAL(ベビーメタル)

 ベビーメタルは日本出身のアイドル・メタル・ダンス・ユニット。

 フジロック2016全登場アーティストのうちもっとも悩ましいアーティスト。 

 私はデフヘヴンのところで図らずもかつてメタラーだったことを告白しているわけだが、当時はメタラーたるもの同じロックであってもパンクだの、ギターポップだの、そんな軟弱な音楽など認めてはならんという風潮があった。ギターは速弾きするもの、ボーカルはシャウトするもの、オーディエンスはヘッドバングするもの、そして必殺のバラードでは泣くもの、それが当たり前だった。楽曲がピコピコ言おうものなら、即座に批判を受け、ヒップホップの影響を少しでも出そうものなら異教徒扱いで、弾劾裁判にかけられる勢いだった。

 時代は過ぎ去り、フジロックにもベビーメタルが登場する。まさかのアイドルとメタルの融合である。いつからメタルはこんなにも懐が深くなったのか。メタル界は頑固一徹で、これはメタルだ、これはメタルじゃないという論争がつねにあった世界だ。私はその進化のまったくない世界に飽きてメタルを聴かなくなった。

 実はベビーメタルを聴いて驚いたことことがある。それはメタルとアイドルの融合とかそんな甘っちょろいものじゃなく、メタルをベースにポップ・ミュージックすべてを飲み込んでいる。アイドル・ソングって元々はそういったもんだろうという言い方もあると思うけれど、ベビーメタルのそれは正直、少し度を超えているように思う。これはメタルとかダンスの範疇ではなく、ミクスチャーロックと呼んだ方が正しいと私は思っている。 

 

Explosions In The Sky(エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ)

  エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイはアメリカ・テキサス州出身のポスト・ロック・バンド。

 彼らは2012年にフジロックに登場した際にたまたま見た。その日はレディオヘッドの出演日ということもあって、フジロック史上もっとも賑わった日だったように思う。あまりの客足の多さにぐったりしながらカフェド・パリからの帰り道、ホワイト・ステージで彼らは演奏していた。

 私はそれまでエクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイの音源を一回たりとも聴いたことがなかったが、あっという間に彼らの演奏に引き込まれた。夕暮れ時のもっとも良い時間帯でバンドも夕闇につつまれつつあり、非常に幻想的に見えた。あれは本当に素晴らしい名演だった。

 

Years & Years(イヤーズ&イヤーズ)

  イヤーズ・アンド・イヤーズはイギリス・ロンドンで結成されたエレクトロ・ユニット。

 ジャック・ギャラットはBBC Sound Of 2016の1位だったが、イヤーズ・アンド・イヤーズは2015年の1位だった。

 楽曲はシンセサイザーやキーボードが利用され大変キラキラしたポップ・ソングで、ボーカル(兼キーボード)のオリー・アレクサンダーがステージ上を行ったり来たりする。

 楽曲が本当にポップで印象的。そのコーラスが特に耳に残る。

 

Red Hot Chili Peppersレッド・ホット・チリ・ペッパーズ

  レッド・ホット・チリペッパーズはアメリカ出身のオルタナティブ・ギター・ロック・バンド。ミクスチャーロックの元祖、ギター・ファンク・ロック・バンドなどとも評される。

 2009年にギターのジョン・フルシアンテが2度目の脱退をした。が、私に言わせれば、ジョン・フルシアンテなどは、そりゃいればいた方が良いが、決してそこまで重要な存在ではない。私の世代のロックファンにとってはジョン・フルシアンテは不在の時間の方が長かった。彼はレッチリを構成する重要なパーツではないのだ。

 私は少し前、レッチリなんてたいしたことがないとかいうブログ記事を書いた(→link)。2016年においてレッチリはリアリティとパワーを失い、ファンも老人ばかりだとか酷いことを書いたな、すまない、あれは全部嘘だ。今現在でも、ベビーメタル以外に知名度のあるアーティストがいない日曜日の1日券を完売させ、そして新譜をパワフルにリリースするとんでもない生命力と活力にあふれたバンドだ。

 思えばジョン・フルシャンテが日本公演の途中で逃走したと聞いた時、私はレッチリは終わったと思った。「One Hot Minute」でそこそこの成功を収めたかに見えた直後にデイヴ・ナヴァロがあっさり脱退した時には私はレッチリは終わったと思った。なぜかジョン・フルシアンテが復帰し「Californication」が発表された時に、あまりにも枯れたアルバムの雰囲気から私は本気でレッチリは終わったと思った。2枚組の「Stadium Arcadium 」が発表された時にはあまりにも大仰なことにレッチリは終わったと思った。その後、ジョン・フルシアンテの脱退が発表された時には、ついにレッチリは終わったと思った。

 けれど、どこまでいってもレッチリは終わらなかった。

 あとレッチリには「Under The Bridge」くらいしか名曲がないとも書いた。あれも嘘だ。実は2016年のフェスにおて日によっては「Under The Bridge」はセットリストに入っていないが、あの曲がなくても「By The Way」だの「Californication」だの「Can't Stop」だのを演奏してくれれば、それでよいと思っている。個人的にはアルバム「One Hot Minute」が好きなので「Aeroplane」も演奏してくれたらな、とか考えている。

 

DJみそしるとMCごはん

 DJみそしるとMCごはんは日本のヒップ・ホップ・アーティスト。2人組ではなく女性MCのソロ・アーティスト。

 ほとんどのアーティスト/バンドがレッド・ホット・トリペッパーズの時間帯を避ける中、ほとんど唯一、ガチンコでレッチリの出演時間に登場するのがDJみそしるとMCごはん。場所はオアシスエリアの苗場食堂。

Battles(バトルス)

 バトルスはアメリカ・ニューヨーク出身のポスト/エクスペリメンタル・ロック・バンド 。

 グリーンステージでレッド・ホット・チリペッパーズが大円団を迎えるであろう頃にホワイトステージに登場するのがこのバトルス。

 前回のフジロックでもグリーン・ステージでたくさんのオーディエンスを集め圧倒的なライブを行なうなど印象深かった。

 たたみかけるようなリズムしかも変拍子で、観るものを初見であろうとなかろうと、そんなことお構いなしに踊らせる3人組。タイヨンダイ在籍時に作られた必殺チューン「Atlas」を含む1stに追いつこうかという勢いで制作され昨年にリリースされた3rdアルバムは全編インストゥルメンタル。この3rdが素晴らしい。このアルバムを引っ下げての来日で素晴らしいライブが期待される。

 

電気グルーヴ

 グリーンステージ一番最後の登場Special Guestとなるのは電気グルーヴ。かつてはクロージング・アクトとも呼ばれた枠だ。

 電気グルーヴ石野卓球ピエール瀧からなる日本のエレクトロニカ/ダンス・デュオ。 

 前回2014年の登場の時の様子は昨年末公開された映画「DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球ピエール瀧」の中で少しだけ見ることが出来る。

 冒頭、ライブから戻ってきたところをスマッシュの日高代表に出迎えられるシーンからこの映画は始まる。

 フェスでの電気グルーヴはノンストップのダンスチューンが中心で、ほぼMCではしゃべらない事が多い。

 フジロックではお約束で「富士山」を演奏することが多い。

 

フジロック2016 3日目のまとめ

 そんなわけでなんとか3日目まで書き終わることが出来ました。

 タイムテーブルで確認すると電気グルーヴのライブは深夜0:30で終了のようで彼らを見るとかなり深い時間帯となりますが、天候と体調が許す限り彼らを見たいと思っています。

 3日目は一般的な目玉であるレッチリ見たさの大混雑も予想されますが、デフヘヴン、エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ、バトルス、アヴァランチーズ、ボー・ニンゲンと初見でも楽しめるアーティストが勢揃いしていて、見どころ満載だと思ってます。

 それでは雨具と長ぐつと替えの財布と割り箸とモバイルバッテリーとウィダーinゼリーをもって苗場へ行きたいと思います。

 

 

フジロック2016 2日目 私が見たいアーティスト/バンドのメモ

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フジロック2016 2日目(土曜日)のメモ

 気がつけばフジロックまであと2週間くらいとなっています。

 皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今日は1日目(金曜日)のメモ(→link)に引き続き2日目(土曜日)に私がみたいアーティストメモを書きたいと思います。

 ところで土曜日のグリーン・ステージは少し変則的な構成となっていて、ヘッドライナー扱いのBeck(ベック)が21時には終わってしまい、その後にFRF 20th SPECIAL G&G Miller Orchestraというこの日のために特別に結成されたアーティストの登場となります。これはベックが当日中に東京に帰りたいため、越後湯沢発の東京行最終の新幹線に間に合うように懇願したからだとも言われています。本当のところはよくわかりませんが。

 もともとこの特別編成のバンドはフジロックの登場アーティストとしては一番最後に発表され、ずっとTBA(To Be Announced)扱いだったために、もしやライブツアーを直近までおこなっていた小沢健二あたりではないか?と少し私の中でざわめきがありましたが、グリーンステージのGとグレン・ミラーのGを重ねたスペシャル・ユニットだったようです。

 また、この日はインターネッツ的には話題の奥田愛基(SEALDs)&津田大介がジプシー・アバロンに登場します。タイムテーブル的にはTravis(トラヴィス)の出演時間帯と重なっているため、彼らを見ようと思っている人たちはかなりマニアックだとは思いますが。

 ところで念のため私の思う土曜日の注目アーティストを先にあげておくと、何はなくともWilco(ウィルコ)、とにかくウィルコ、次にトラヴィスです。

 

踊ってばかりの国

 踊ってばかりの国は日本のオルタナティブ・ロック・バンド。

そして彼らにはインディ・ロックという名称がよく似合う。

 インディーズ時代初期は沖縄民謡のリズムにフィッシュマンズ/佐藤伸治のボーカルをのせたような独特なアシッドさとサイケデリックさを奏でていたけれど、現在は初期ほどサイケデリック色は強くなく、曲によってはギターロックバンド的だなっと思えるナンバーもある。

 ただし、その歌詞における毒のようなものは変わっておらず、その点でロック的とも言える。

 リンクが貼ってある動画の「唄の命」は初期の彼らを思わせるテイストが強く個人的にはとても好きな曲だ。

 

Tom Odell(トム・オデール)

 トム・オデールはイギリス出身のシンガー・ソング・ライター。

 ピアノを弾きながら歌うことが多い。そのルックスから若い女性のファンが非常に多く、 アイドル的な人気を獲得している。海外でのライブ動画を見ると黄色い声援がこれでもかというくらいにとんでいる。

 今年の6月に2ndアルバムを発表し、その中に収録されている楽曲「Magnetised」のライブ映像などを見ると途中から弾いていたピアノを離れ、スタンディングで歌いポーズを決めるなどアイドル的振る舞いも板についてきた模様。

 アイドル的側面ばかりを強調してしまったが、美しく力強い声を持ち、時には激情的で男性版Adele(アデル)といった佇まいでもある。

 

The Album Leaf(アルバム・リーフ)

 アルバム・リーフはアメリカ出身のポスト・ロックまたは狭義でのエレクトロニカ・ユニット。

 初期は美しいアンビエント・ミュージックといった趣きだったが、近作ではボーカルの乗った楽曲が増えてきたように思う。

 最新のアルバムはフジロックが終わった後の9月に発売予定となっているため、今回のライブでどのようなセットリストになるか興味深いところ。

 

 

在日ファンク

 在日ファンクは日本のファンク・バンド。

 高祖ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを日本に在りながら再認識しようと、音、思想、外観あらゆる面から試みるファンクを試みるユニット、とのこと。

 ジェイムズ・ブラウンの流れを組むと自称するだけのことはあってステージ上に喜怒哀楽全てが存在する。コミカルさと怒りと、楽しさ、悲しさといったすべての感情を同居させている。そのバンド名や曲名から政治的な部分をどうしても強く連想されがちだが、その要素があることは否定はできないが、それはほんの一部分に過ぎず、それだけのバンドとして受け取るのはもったいない。

 

 

大森靖子

 大森靖子(おおもりせいこ)は日本の女性歌手。 

 2014年の夏フェスはある意味大森靖子のシーズンだった。出演したフェスではそれぞれで特異で印象的なパフォーマンスを演じた。

 その時の様子はこちら↓

blog.livedoor.jp

 炊飯器で炊いたご飯をフジロッカーに配りチェキ会を苗場で開催してから、2年がたった。大森靖子はその間にメジャーデビューし、結婚し、出産した。

 おそらくは大森靖子は以前のような極端なケレン味あふれるパフォーマンスは演じないと思う。けれど、それでも充分にエキセントリックなステージが予想される。 

 

Travis(トラヴィス

  トラヴィスグラスゴー出身のオルタナティヴ・ギター・バンド。

 過去に日本の夏フェスに何度も登場しているお馴染みのバンドでもある。彼らの演奏後には毎回Twitterのタイムライン上に「トラヴィスの演奏が素晴らしかった。想像していたよりもずっとハッピーなものだった」というような感想ツイートが並ぶことが恒例となっている感がある。

 アルバムの音源よりもライブの方がはるかに多幸感溢れる内容となっており、単純にメンバーがギターを弾き歌うだけだが、決してオーディエンスの期待を裏切らないパフォーマンスをする。

  UKロックのトップランナーとしてふさわしい美しいメロディを奏でる。 

 前回の登場の際にはボーカル・ギターのフランのひげが伸びていて、どこか仙人のような風貌だったのが印象的だった。

 今年に入り彼らにとって8番目となるアルバム「Everything At Once」をリリースする。今回のフジロックでも新譜からも何曲か演奏されることになるはずだが、「Flowers in the Window」や「Why Does It Always Rain on Me?」あたりも当然セットリストに入ってくると期待している。

 

The Heavy(ザ・ヘヴィー)

 ザ・ヘヴィーはイギリス出身のロックンロール・バンド。

 ボーカリストは黒人でブルース的でもあり、R&B的でもあり、ソウル的でもあり、ファンクを想像させるが、いにしえのロックンロールという言葉がもっとも似合う。

 以前の紹介記事ではレッド・ツェッペリンを思い起こさせるような重厚なグルーヴという言葉で彼らの事を取り上げたが、全然的を射た説明ではなかったと反省している。今にして思えば何をトチ狂った感想を書いていたのかということになる。

 やはりこのバンドはボーカルのスワビーの存在感が大きく、そのためかブラック・ミュージック的な部分が強く打ち出されていて、今のUKロック等に比べると濃い。コーラスやホーンの入り方が今風ではなく非常に印象的。

Con Brio(コン・ブリオ)

  コン・ブリオはサンフランシスコ出身のファンク・バンド。

 サンフランシスコ出身ということもありSly & The Family Stone(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)が引き合いに出されることも多い。

 ボーカルのジーク・マッカーターは若く情熱的でエネルギッシュそしてソウルフル。それを6人のバンドメンバーが支えている。今年1stアルバムが発表されたばかりの新人ながら演奏力も高い。

 このバンドはこのまま駆け上がっていくんじゃないだろうかという予感をさせるものがある。

 ただし個人的に残念なのはトラヴィスのちょうど裏の時間のフィールド・オブ・ヘブンということもあり、彼らを強く認識しながら観るオーディエンスは少ない気がする。

 

Wilco(ウィルコ)

  ウィルコはアメリカ出身のオルタナティヴ・ギター・ロック・バンド。

 個人的にはフジロック2016土曜日最大の注目アーティスト。

 

 恥ずかしながら私はウィルコのライブを今まで目にしたことがない。

 ただし彼らがライブをする度にTwitter上に、彼らの素晴らしいライブ報告が上がってくる様子だけは知っていた。ただこのライブ感想についてずっと疑問があった。ウィルコはアルバムを聴く限りではカントリーやフォークの要素のあるギター・ロック・バンドに思えるが、TL上に流れてくる感想はとてもギターバンドのそれとは思えないものばかりだった。何なら飛来してくるギャオスをスペシウム光線で撃ち落とすようなライブだ、という感想まで流れてくる始末だ。

 意味がわからない。

 けれど実は過去にこれに似たライブ評というかライブ盤の批評を聞いたことがある。それはJimi Hendrixジミ・ヘンドリックス)のライブ・アルバムについてだったと思う。

 ウィルコのライブがジミヘンのそれと共通点があるかどうかは分からないが私は彼らのライブを大変に楽しみにしている。

 

Beck(ベック)

 ベックはアメリカ・カルフォルニア州出身のオルタナティブ・ロック・アーティスト。

  唐突だが私はベックのすべてのアルバムの中で1stアルバム「Mellow Gold」 が一番好きだ。正直に言ってしまうと世間で一番評判が良いであろう2ndアルバム「Odelay」が出た瞬間に、「ベックの野郎日和ったな。聴きやすい、耳に馴染みやすい曲なんて作りやがって」と思ったものだ。

 ベックの1stアルバムは本当にごちゃまぜ感があって病んだ90年代(今となってはそんなものがあったかどうか不明だが)を体現していたような音と感じていたからだ。シングル・カット出来るような曲は「Loser」くらいしかなく、それでもアルバムは売れて無理やり「Beercan」やら「Pay No Mind (Snoozer)」あたりでPVを作っていたのはなんだか滑稽で痛快だった。

 その後ベックはひとつのところの留まることなく、色々なジャンルをいったり来たりしつつある。

 最近発表された「Wow」という楽曲は初期のベックを思わせる部分もあって、もしやベックは回帰しているんじゃないかと私に誤解をさせ、久しぶりベックが見たいと強く思わせるものだった。

 

Kula Shakerクーラ・シェイカー

 クーラ・シェイカーはイギリス出身のロックバンド。

 90年代のブリット・ポップ全盛時代にデビューをしたバンドで、当初よりボーカル・ギターのクリスピアン・ミルズのインド音楽に傾倒するさまはあったものの、近作「K2.0」ではその傾向がさらに強まり、曲によってはわかりやすく東洋オリエンタリズムにインスパイアされた楽曲もある。 

  前回の来日もやはりフジロックで、2010年のことになる。その際はグリーン・ステージでの演奏だった。まだ日中で暑い時間だったがクールに決めるクリスピアン・ミルズはまるで王子様か貴族様のようだった。

 

Squarepusherスクエアプッシャー

 スクエアプッシャーは イギリス出身のエレクトロニカ/ダンス・アーティスト。

 ドラムンベースIDMにカテゴライズされることもある。時にはドリルンベースとも呼ばれるが彼以外にドリンルンベースの呼称がふさわしいアーティストを私は知らない。

 基本的にライブではDJプレイのみだが、時折ベースを弾く。

 

 これは個人的な思い出だが私が若かった頃、会社でスクエアプッシャーのCD(「Hard Normal Daddy 」だったと思う)を爆音で聴いていた所、上司に「そんなゴミみたい音楽かけるのやめてもらえませんか」とたしなめられたことがある。

 当時は音楽の進化に対して無理解な上司だと憤っていたが、今にして思えば、スクエアプッシャーが音楽の進化だと思っていた事もどうかと思うし、そんな工事現場を早回ししたような音楽を休憩中とはいえ爆音で聴いていた事も、私の方がおかしかったのではないか、と少し反省するようになった。これは成長といえるのではないだろうか。

 

 スクエアプッシャーに関してはもうひとつ思い出されることがある。

 スクエアプッシャーの作り出すリズムが珍妙で、他のアーティストに比べてオリジナリィがありすぎる。そのためかライブでオーディエンス側はどんな反応をしたら良いのかわからない。想像力がわかない。どうすることがより正しいのか。という問題が持ち上がったことがある。

 その時に確か田中宗一郎だったと思うけれど、「正解がみつかった、リズムにあわせて手足がしびれたかのようにジタバタするのが正しい」と言うような内容を語っていた。私はもちろんそれを採用している。

 スクエアプッシャーのライブを観る観客で、手足がしびれたかのように小刻みに動かしている気持ち悪いオッサンがいたら、それは私だと思うので、そっと見て見ぬふりをしていただければありがたい。

 

フジロック2016 2日目のまとめ

 とりあえず2日目土曜日はここまで。

 他にもMan With A Mission(マン・ウィズ・ア・ミッション)とかROVO(ロヴォ)とかLook Park(ルック・パーク)とかTortoise(トータス)とかいろいろあるだろ、という意見ももっともですが、今日はこのあたりで。

 マン・ウィズは実はサマソニで見たことがあります。彼ら愉快ですね。しかもライブ中にしゃべるんですね。ちょっと驚きました。Nirvanaニルヴァーナ)のカバーで「Smells Like Teen Spirit」やってました。

 とにかく2日目に言えることとしては、とにかくウィルコが見たい。スクエアプッシャーも頑張って見ようかなと思っております。

 それでは3日目に続きます。

 

 

フジロック2016 日曜日のチケットが売り切れなこと

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1日券売り切れのニュース

 昨日7月8日、フジ・ロックフェスティバルのオフィシャルホームページを見ていて驚いたことがありました。

 それはこんな記事がニュースとして取り扱われていたからです。

7/24(日)1日券、7/24(日)駐車券が売り切れとなりました!また、後2日券(土・日)、3日通し券、および同日の駐車券は残りわずかとなっております。

  私は今年のフジロックの目玉はJames Blake(ジェイムス・ブレイク)からSigur Rósシガー・ロス)へと続く金曜日だと考えていた次第で、テンションもドンドン高まり、そんな内容のブログ記事(→link)も書いていました。なので、このニュースには正直予想外という印象を持ちました。

 確かに日曜日のヘッドライナーには、なんといってもあのRed Hot Chili Peppersレッド・ホット・チリ・ペッパーズ)が登場するわけですが、このバンドの一番の要、ジョン・フルシアンテはすでに脱退しており、レッチリとしてもベストの布陣という感じでもない印象があります。

 他にも日曜日にはBABYMETAL(ベビーメタル)やKen Yokoyama(ケン・ヨコヤマ)といった話題性と集客力のある邦楽アーティストも登場しますが、やはりチケットの売り切れはヘッドライナーの力が一番大きい所だと思います。 

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

 今年のフジロックは20周年記念ということになります。

 富士山麓で開催され台風が直撃し伝説となったあの初回のフジロックから数えて20周年ということです。

 その時の1日目のヘッドライナーがレッド・ホット・チリ・ペッパーズでした。

 思えばあの時もジョン・フルシアンテはいませんでした。

 私はずっとUKロックが好きで英国の音楽ばかりを聴いていたのでUSのロックについてはあまり知識がありません。そんな私でもレッド・ホット・チリ・ペッパーズが国内でもとんでもない人気のアーティストであることはもちろん知っています。

 その間、フジロックで2回、サマソニで1回それぞれヘッドライナーとして演奏をするなどずっとトップランナーとして走り続けてきたレッド・ホット・チリペッパーズではありますが、有名な曲は「Under The Bridge」くらいしかなく、アルバムとしても2002年の「By the Way」までは好印象ではありましたが、その後「Stadium Arcadium」以降は新譜のリリースをするもののとりたてて印象がなく、全盛期はすでに去っていて客層も高齢化しているというような認識であったため、今さらフジロックの1日券を完売にさせるようなパワーがあるとは思っていませんでした。

 けれど私の認識は大きく外れていて、まだまだレッチリには人気があるということなんでしょうね。

レッチリ以外の日曜日のアーティスト

 フジロック3日目に登場するアーティストについてですが、レッチリや邦楽アーティストを除けばその実力はともかく、私はどちらかと言えば地味だ、という印象を抱いています。

 確かにグラストンベリーのヘッドライナーを務めたこともあり何度も来日しているUKのStereophonicsステレオフォニックス)は良いバンドですが日英では人気に温度差があるように感じますし、Explosions In The Sky(エクスプロージョン・イン・ザ・スカイ)はとんでもないライブ演奏をして通りがかりのオーディエンスすら魅了しますが知名度はそこまでではありませんし、日曜日の私の個人的な注目アーティストDeafheaven(デフヘヴン)は13:10からの登場とかなり出番が早く朝少し遅く出ると間に合いません。ハンター・ハンター以上に前作とのインターバルがあり期待感高まるThe Avalanches(ザ・アヴァランチーズ)はDJセットの上に狭苦しいレッド・マーキーでの演奏となっています。

 また圧倒的な実力とその音楽で観るものを踊らせ熱狂させるBattles(バトルス)はヘッドライナーのレッド・ホット・チリ・ペッパーズとその後に登場する石野卓球ピエール瀧のテクノユニット電気グルーヴと出演時間が重なっており、少しもったいないなという印象もあります。

 このあたりの私が注目しているアーティストは後ほどブログ記事として書きたいとは思っていますがとりあえず今日は1組だけのご紹介です。

 それは、、、

SOIL&"PIMP"SESSIONS

 日曜日に登場するアーティストはレッチリと邦楽勢を除けば基本的に頭を使わずに楽しめるアーティストが集結しているような雰囲気があります。

 そんな中で私が機会があれば見たいなとずっと思っていたアーティストが登場します。

 それはSOIL&"PIMP"SESSIONS(ソイル・アンド・ピンプセッションズ)です。

ソイル・アンド・ピンプセッションズはフジロックとの関わりも深いジャズを奏でるアーティストですが、だんだんとメジャーな時間帯、ステージへと近づいています。今回の出演は14:50からホワイトステージでの登場です。その後には同じジャズ系統のRobert Glasper Experiment(ロバート・グラスパー・エクスペリエント)が登場、裏のグリーンステージではステレオフォニックスが演奏します。

 ソイル・アンド・ピンプセッションズは動画を見てもらうとわかってもらえると思いますが、もう、本当に初めて見た方でも楽しめるようなライブを展開するようなジャズ・バンドです。

 このバンドは確かに音源を聴いても素晴らしいんですが、ライブでのインパクトを与え続けている理由はやはりアジテーターの存在だと思います。EDMのDJのようにオーディエンスを煽り、巻き込み、魅力的なライブをするグループではないかと思っています。

 

 今日書いたソイル・アンド・ピンプセッションズに関する文章の中で「思います」がたくさん出てくる理由なんですが、私がソイル・アンド・ピンプセッションズのライブを直接見たことがなく、動画と音源でしか彼らを知らないからです。

 フジロックの日曜日の1日券が売り切れたという話から無理やりつながっていますが、今日言いたかったのは「ソイル・アンド・ピンプセッションズのライブが見たいな」というそれだけのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

フジロック2016 1日目 私にとっての目玉アーティスト/バンドなど

フジロック ライブ 洋楽 夏フェス 音楽

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フジロック2016

 夏です。

 暑いです。

 今年もフジロックが近づいてまいりました。

 毎年私がフジロックへ来るのもこれで最後かなと思いながら感傷的な気持ちで苗場沢を去っているわけですが、私のフジロック最終回は先送りされることになりました。

 今年もフジロックへ行きます。ただいま準備中です。

 雨具とTシャツと長靴とリュックを準備して音楽と天候不良が一緒にある世界へ出かけたいと思います。

 シャトルバスに乗り込み、椅子問題に頭を抱えつつ、フェス飯を食い、ハイネケンで酩酊し、カフェ・ド・パリで享楽の時間を過ごし、Sigur Rósシガー・ロス)とJames Blake(ジェイムス・ブレイク)を浴びようではありませんか。

 せっかくなので今年も見たいアーティストメモを作りたいと思います。

フジロック2016の目玉は金曜日

 フジロックにはUK/USその他各国のアーティスト、邦楽アーティスト、男性アーティスト、女性アーティスト、そういった枠組みではとらわれないアーティストとたくさんのアーティスト/バンドが登場します。

 そんな中で私がもっとも注目しているのは金曜日です。

 もちろん土日も引けをとらないようなアーティストが揃い、特に日曜日の怒涛のラインナップは凄みを感じます。

 けれどやはり金曜日の夜の時間帯です。ジェイムス・ブレイクからシガー・ロス、さらにはDisclosure(ディスクロージャー)も少しの時間重なっているだけでかなり観ることの出来るこのタイムテーブルは奇跡的でもあるように思います。

 そんなわけで私の少ない見識の中で私が見たいと思ったアーティストをyuoutubeの動画とともにご紹介したいと思います。 

 またいつものごとくですが、基本的に私はグリーン・ステージ、ホワイト・ステージ、レッド・マーキーの3つのステージの有名どころしか取り上げません。

 

Trash Can Sinatras(トラッシュキャン・シナトラズ)

 トラッシュキャン・シナトラズはスコットランド出身のギター・ポップ・バンド。

 彼らの出身地スコットランド南西部の都市アーバインはイギリスにおける音楽の北の都グラスゴーに距離的にとても近い。音楽的にもグラスゴー的な美しさを醸し出し、何かのバンドを引き合いに出すならばやはりグラスゴー出身のTeenage Fanclubティーンエイジ・ファンクラブ)と同質の美しさ、ポップさ、さわやかさを持っている。

 フジロックへは7年ぶりの登場となる。ただし前回の出演時も今回と同様アルバムリリース直後で、その間の期間にはアルバムがリリースされているわけではないため、彼らのゆったりとした活動ペースを反映させた結果とも言える。

 1990年にデビュー・アルバムを発表し、今年最新作「Wild Pendulum」をリリースしている。これはトラッシュキャン・シナトラズの6枚目のアルバムとなる。

 

Biffy Clyro(ビッフィ・クライロ)

 ビッフィ・クライロはスコットランド出身のギターロック・バンド。

 今年のフジロック出演アーティストの中でもっとも本国と日本とで人気に温度差のあるアーティストということになる。

 ビッフィ・クライロは本国イギリスではレディング・フェスティバルのヘッドライナーを務めたりウェンブリー・アリーナでの公演をおこなうなど、本来ならばこんな時間帯(12:50~)に出演するようなアーティストではない。

 よくある本国との格差が開きがちなパターンとして来日回数が極端に少ないということでもなく、00年代以降デビューのバンドとしてはサマソニで過去2回、フジロックも今回が2回目、単独公演も過去にはおこなっている。

 音楽的にもむしろわかりやすすぎるくらいにロックンロールでメロディも非常に覚えやすい曲が多い。

 ただしアルバムジャケットはその音楽性とはことなり若干知性的で、文学的でもあるので、そこにギャップが生じているのかもしれない。

 

  最初に紹介したトラッシュキャン・シナトラズと同じスコットランド出身のギターバンドというセグメントながら、何もかもがまったく異なる。

  ビッフィ・クライロはどのライブ映像を見ても上半身裸でとてもイギリスのバンドとは思えない暑苦しく、男臭いパフォーマンスが全開で、音楽的にも肉体性にあふれていてそれはさながらRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリペッパーズ)のようでもある。

 こんなにも熱いスコットランド出身バンドはかつてあっただろうかと思えるバンドだ。もしかすると、そのあたりが日本のスコットランド出身アーティストを支持する層と乖離があり日英での人気の差となっているのかもしれない。

 

Låpsley(ラプスリー)

 ラプスリーはイギリス出身の女性シンガーソングライター。

 今年2016年に19歳にしてデビュー・アルバムをリリースした新人アーティスト。

 Adele(アデル)と同じXLレコーディングスと契約したことや、不思議なくらいに貫禄があり安定している歌いっぷり、その佇まいなどからアデル2世の呼び声高い。

 すでにイギリス本国ではグラストンベリー2016でアデルと同じ2日目に大舞台に登場している。 

 もちろん日本国内でもそんなプロフィールゆえに青田買好きの音楽ファンと音楽評論家に熱い眼差しで注目されている。

 確かに歌い方や若くして肝っ玉母さんという印象の風貌およびパフォーマンスはアデルと通底する部分があるようにも感じる。

 2014年にフジロックに17歳でレッドマーキーのトリとして登場したLorde(ロード)も堂々たる風格でそれは若さゆえに裏付けされた大胆さで乱暴な言い方をすれば獣性だったけれど、ラスプリーの持つそれはロードとはまた異なった風格で、それが生まれついてのものなのかそれとも後天的に身についたものなのかは私にはわからないけれど、アデルよりさらに若い世代のアーティストが台頭しつつあると感じている。

 

Jake Bugg(ジェイク・バグ)

 イギリス・ノッティンガム出身の男性シンガーソングライター。 

 ジェイク・バグについては一つ個人的に印象的な思い出がある。

 それは彼の2ndアルバム「シャングリ・ラ」が2013年にロッキング・オン誌の年間ベスト(1位)に選ばれたことだ。随分思い切ったことをするものだと思ったわけだ。2013年はArctic Monkeysアークティック・モンキーズ)やDaft Punkダフト・パンク)、Arcade Fire(アーケイド・ファイア)らが印象的なアルバムを出した年でもあり、ロッキング・オン誌としてはこの低迷するロック界を一番若いジェイク・バグにかけた、と私は理解した。

 実はその選択に私は大いに疑問があった。

 2013年にアルバムの発売こそなかったもののその賭けの対象は違うアーティストにしするべきではないかと。

 2013年、ジェイク・バグとある種かぶる立ち位置のアーティストとしてEd Sheeran(エド・シーラン)がいた。私はジェイク・バグよりもヒップホップを通過しているエド・シーランの方が分かりやすくはるかに好きだったし、実際にエド・シーランは2014年に発表した2ndアルバムでそのポジションを圧倒的なものとした。

 実はロッキング・オンは賭けに負けたと私は認識していた。これが今年2016年初頭のことだ。

 ステージをかつてサマソニで一度見たことがあり、その時は一人でギターを弾いていたので少し地味だなという印象が強かったせいかもしれない。

 ここからは現在の話に切り替わる。

 フジロックにジェイク・バグが参加すると聞き私は今一度ジェイク・バグの2ndを聴き直した。(ちなみに1stも聴き直した。)

 するとどうだろう。ジェイク・バグの2ndはとても良いものとして聴こえてくる。特に何が良いのかと言えば、ギターの音が良い。フレーズがいい。エド・シーランのような小賢しさはないもののシンプルで実直で、アークティック・モンキーズの5thアルバムのような老成した感じも、アーケイド・ファイアダフト・パンクのようにロックから遠いところにいる感もなく、まさに王道のロックを奏でようとする心意気が伝わってくる。あの時にロッキング・オン誌が評価したものはこの熱さだったんだろうか。

 2016年に聴いたジェイク・バグの2ndは良いアルバムだった。

 

UA

 UA(ウーア)は 大阪出身の女性R&B/ロック・アーティスト。

 金曜日の注目リストのうち唯一の邦楽アーティスト。

 2016年に入って比較的精力的にライブ活動をしているものの、ネット上でセットリストなどを探したが残念ながら最近のセトリはわからず。

 私が個人的に好きな「情熱」「雲がちぎれる時」などが演奏されたら良いなあとは思う。

 

 私はUAのライブはほとんど見たことがなく、唯一フジロックでかつて忌野清志郎追悼のトリビュートバンドの時に登場し歌った時のことだけを覚えている。

 ただしそれは一緒に出演したChara(チャラ)のパフォーマンスがとにかく最低(どれくらい最低かといえば声はメチャクチャでかすれていて歌手のそれではなくしかも歌詞もろくに覚えていない状況で、理由としては前日か翌日に俳優の浅野忠信との離婚を発表しており、心理状態がパフォーマンスにモロに影響するタイプでもあるので清志郎ファンの私からすれば本来は追悼トリビュートという場には出演するべきではない状態)で、そのアーティストとしてひどい状況のチャラをささえつつ何とかその場を取り繕ったという印象があり、UAの思い出というよりはチャラの思い出でしかない。

 

Courtney Barnett(コートニー・バーネット)

 コートニー・バーネットはオーストラリア出身の女性シンガーソングライター。

 左利きのギタリストで時折、Nirvanaニルヴァーナ)なのか?と聞き間違うようなギターリフを弾く。

 カート・コバーンが引き合いに出されがちだが、エレキギターに持ち替えたBob Dylanボブ・ディラン)と表現したほうが私の印象としては近い。

 昨年デビュー・アルバムを発表したばかりの新人アーティストでパフォーマンスの完成度はまだ高くない。どこかオバサンくさいところがあり、そこが私なりの感想としてどこかボブ・ディランを思わせる部分があるということだと思っている。

 

The Internet(ジ・インターネット)

  ジ・インターネットはアメリカのロスアンゼルス出身のメロウソウル・ユニット/バンド。

 金曜日のホワイトステージに登場するアーティストでは最注目ではないだろうか。

 メロウソウル・ユニット/バンドと書いたものの実際はどのカテゴリに入れるべきかよくわかっていない。Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)のオッド・フューチャー(OFWGKTA)の一派でヒップホップ的な音作りやパフォーマンスがなされている部分があるもののヒップホップそのものではなく、ボーカルのシド・ザ・キッドの歌い声はsadeシャーデー)のようでもあり故にメロウ・ソウルと呼ばれているんだろうなとは想像できる、ウィキペディアではトリップホップ・バンドと記載がされており確かにいにしえのトリップホップ・サウンド的でもある。

  youtubeで動画を見るとメロウな曲でも、ヒップホップ的にオーディエンスを煽ったりする。ところでユニットと書いたが完全にバンド形式でその部分ではあまりヒップホップではメジャーではないスタイルと思える。

 ジ・インターネットって何者なんだということだけで言えば、ボーカルのシド・ザ・キッドがシャーデーのような歌声で魅了したかと思えば唐突にヒップホップ的にオーディエンスを煽り、それをトリップホップ的な音でバンドが支えるユニットということになる。

 

James Blake(ジェイムス・ブレイク

 ジェイムス・ブレイクはロンドン出身のポストダブステップ系のシンガーソングライター/ソウルシンガー。 

 2011年にデビュー・アルバムをリリース。今年3枚目のアルバムを発表。

 初期はダブステップ系のアーティストとカテゴライズされていたが、アルバムが進むにつれ歌成分が増していき、今ではソウルシンガーが本職なのではないかと思われる節がある。

 曲そのものもかなり情感豊かに歌いエモーショナルでウェットな部分がアルバムごとに強くなっている印象。

 私はジェムス・ブレイクについて事あるごとに取り上げている気がする。このブログでもライブの感想を書いた。(→link)

 基本的に私のジェイムス・ブレイクの感想はだいたい毎回同じような言葉で、彼はダブステップというジャンルながら想像以上に歌っている、エモーショナルである、としか書いていない。ジェイムス・ブレイクの作り出す繊細な音作りや、音圧については殆どの場面において触れていない。

 私はいつもジェイムス・ブレイクを観るたびに同じ感想をいだいているようであり、気がつけばいつも同じ所をくるくると回っていたようだ。

 

 ところで今年発売された3枚目のアルバム「The Colour in Anything」で私はある一つのことに気がついた。

 ジェイムス・ブレイクは乙女だ。乙女のメンタリティーを持っている。何故そう思うのかと言えば、すべては彼の楽曲にある。ここまで情感豊かに自分の持っているものを曲に反映させるのは才能あるアーティストでも中々難しい。いや、それは才能の問題ではなく、むしろ覚悟の問題に思う。ジェイムス・ブレイクのごとく自分の感情をさらけ出すように歌うやりかたは、どちらかと言えば(女性的ですらなく)乙女的であると感じたからだ。

 

 ここまでの文章から私がジェイムス・ブレイクの歌のみに着目していると思われるのは本意ではないので、彼のサウンドプロダクトにももちろん大いに注目している。名古屋のダイヤモンドホールでジェイムス・ブレイクのライブを2013年に見ているけれど、それは本当に素晴らしいものだった。と同時にこれはさらに高みがある、とも感じたライブだった。

 2013年のジェイムス・ブレイクは歌声と音楽としての先進性が高い次元でからみあっていた。2016年のジェイムス・ブレイクにはさらなる期待をしている。

 

  冒頭にも書いたがジェイムス・ブレイクはグリーン・ステージのヘッドライナーであるシガー・ロスの前に登場し、今年の夏フェスで私がシガー・ロスとともに最も楽しみにしているアーティストということになる。 

 

The New Mastersounds(ザ・ニュー・マスターサウンズ)

 ザ・ニュー・マスターサウンズはイギリス出身のジャズ・ファンクバンド。

 ギター、ベース、ドラム、オルガンの4人編成でボーカルレス。

 私がフジロック2016金曜のタイムテーブルで唯一残念に思っていることはザ・ニュー・マスターサウンズがシガー・ロスの完全に裏だということ。

 時間的にはシガー・ロスと同じく21:00始まりで22:20までの予定。

 フジロックには過去に出演歴もあり、昨年より廃止されてしまったオレンジコートがもっとも似合っていたアーティストだったと思う。

 今回はフィールド・オブ・ヘヴンでの登場となる。

 

Sigur Rósシガー・ロス

 アイスランド出身のオルタナティブ・ロックまたはポスト・ロックシューゲイザーハード・ロックと分類される場合もある。

 シガー・ロスは圧倒的な静寂と圧倒的な轟音とボーカルのヨンシーの圧倒的な歌声で幻想的な異世界を作り出すバンドだ。

 そしてシガー・ロスは私が考えでは2016年においては世界最高峰のバンドのうちのひとつだ。

 

 私は過去にシガー・ロスのライブの感想を書いたことがある。→link

  

 その感想では「ヨンシーは怖くないんだろうか」という一文で文章を始めた。

 シガー・ロスのライブを見るたびに私は戸惑う。彼らの奏でる音とその独特な音楽世界と静寂に、私は何を考え、どのようなアクションをとっていいのか毎回迷うのだ。

 

 私は音楽に「美しさ」なんて求めていないつもりだった。

 けれどもシガー・ロスの奏でる音楽は圧倒的に美しい。しかしそれだけではない。ロック・ミュージックの持つ熱さ/熱量を併せ持っている。

 私が過去に見たシガー・ロスのライブはどれも美しく、熱く素晴らしいものだった。

  今回日本の夏フェスでは初めてヘッドライナーを務めるとのことだが、遅いくらいだ。それぐらいに彼らは大舞台が似合う。

 とても期待している。

 

Disclosure(ディスクロージャー

 イギリス・南ロンドン出身のローレンス兄弟によるダンス/エレクトロニカ・ユニット。

 フジロック2016のタイムテーブルは無駄にサービス満点。グリーンステージのトリ 、シガー・ロスとホワイトステージのトリ、ディスクロージャーがあんまり被っていない。ディスクロージャーの最初の数曲を捨てれば両方観ることの出来る親切設計。

 

 今年のコーチェラではこれでもかっというくらいに多彩なゲストが登場するなど大盛況。ゲスト出演が無いステージでも(おそらくフジロックもそうなるだろうが)比較的歌ったり叩いたり弾いたりと大忙しのため見所満載。

 昨年2015年に2枚目のアルバムをリリースしており、こちらのアルバムも評判がよい。

 

フジロック2016 1日目のまとめ

  フジロック2016金曜日の見どころはやはりなんといってもグリーンステージの最後の2組。ジェイムス・ブレイクからシガー・ロスへの流れに尽きると思います。

 

 2日目はこちら(→link)

 3日目はそのうち書きます。

 私はチケット買いました。

真田丸 前半(第25回別離)までの感想

感想 雑文 日常
 

真田丸というタイトル

 久しぶりにNHK大河ドラマをここまで比較的きっちり見たのでその感想などを書きたいと思います。

 数年前、2016年の大河ドラマのタイトルが「真田丸」になると発表され、その主人公が真田幸村(信繁)で、脚本を三谷幸喜が受け持つと聞き少し驚きました。

 というのも、真田丸と聞くと普通は大阪冬の陣の際に真田幸村大坂城の急所である平野口に築いた砦(曲輪)のことを指すことが一般的で、つまり今回の大河ドラマでは関ヶ原の合戦以降の大阪城内のやり取りを中心とした司馬遼太郎の「城塞」のような作品となるのかと思いました。

 大阪の陣で1年はさすがに長いのではないか?というのが初期の私の正直な感想でした。確かに三谷幸喜の脚本であれば場内のドタバタを1年に渡って書き切ることが難しくはないと思いますが、それはかなりホームコメディに近いものになるのでは?と大河ドラマとしては少し懐疑的に考えていました。

 ただコメディ調の内容から最終的にシリアスな終わりに向かっていくさまは、いかにも三谷幸喜に似合う主題と考えられるので決して間違いではない、とも思えました。

 結果的には私の予想は大きく間違っており、「真田丸」とはもちろん大坂城のそれも意味合いとして含むでしょうが、戦国という大海原を渡る真田家を一艘の舟に見立てた物語という意味合いが強かったようです。

ここまでの真田丸とこれからの真田丸

 今日の放送で全50回のうち25回までが終わり丁度半分が終わったということになります。

 時代的には前回の第24回滅亡で小田原の北条氏が滅亡し天下統一がなされ、今回の第25回別離では千利休切腹と鶴松(秀吉と茶々の子)が亡くなるまでが描かれています。

 この後には歴史的なイベントとして朝鮮出兵、秀頼の誕生と秀次の失脚、秀吉の死、関ヶ原の合戦大阪冬の陣、夏の陣と控えているはずなので少し進捗としては遅いのでないかとも思えます。

 特に主人公の真田信繁(幸村)が歴史上大きく関わってくるのは大坂の陣とその前の関ヶ原の裏シリーズであるところの徳川秀忠を相手にした第二次上田合戦の2つくらいなので、現在までのところ主な活躍なしということになっています。

  前半が終わったところで主人公の主だった活躍なし、というのはかなり斬新な展開ではないでしょうか。 

真田昌幸の活躍と時代の変化

 大河ドラマ真田丸」は武田家の滅亡直前から物語が始まり、天下を握りかけていた織田信長本能寺の変で討たれ、ばらけてしまった天下に再び豊臣秀吉が手をかけようとするくらいまでの時期が第一部の青春編です。青春編では真田信繁(幸村)は生まれ故郷周辺で過ごすことになり、その父・真田昌幸がむしろ主人公ではないかと間違うような活躍を見せ、昌幸に与えられた「徳川家康にもっとも恐れられた男」の異名は観るものを納得させます。

 華々しい活躍をし、時代を見通す目を持つ頼もしい真田父こと真田昌幸と、まだまだひよっこの真田信之真田信繁の兄弟の物語が青春編です。

 

 けれど大阪編になるとこの物語の様相が一変します。

 

 話は急に変わってしまいますが私はかつて司馬遼太郎の小説「夏草の賦」の上巻・下巻について感想を書いたことがあります。

 夏草の賦・上巻 → link

 夏草の賦・下巻 → link

 「夏草の賦」は長宗我部元親の生涯を書いた小説ですが、丁度下巻の冒頭で本能寺の変が発生します。

 この物語では上巻の戦国時代を活き活きと生きぬいた長宗我部元親が、下巻になると積極性が失われ好々爺のようになってしまいます。

 これは上巻と下巻では時代背景が大きく変わってしまったことに起因しているのかもしれません。羽柴秀吉から豊臣秀吉と名前が変わったあたりから時代が大きく転換しルールが変わったことに長宗我部元親が対応できなかった物語とも受け止めることができます。

 秀吉が大坂城を築城した頃、天下の趨勢は大きく変わり天下統一を待たずして新しい時代が始まり、戦国時代は終わったとも考えることが出来ます。

 

 大阪編「真田丸」での真田昌幸は、青春編で光り輝いていたあの時の真田昌幸ではありません。時代の変化を感じ取れず、いまだ戦国乱世の時代を夢見ている戦いしかできない戦国大名というよりは戦国武将として描かれています。

 

天下人・豊臣秀吉

 大阪編で初めて「真田丸」に登場した秀吉は、羽柴秀吉でも、木下藤吉郎でもなく天下人そのものでした。

 天下人らしい狂気を持つ権力者で、彼には石田三成であろうと、臣従した徳川家康上杉景勝であろうと誰ひとりとして逆らうことが出来ない状況が出来上がっていました。

 

 大阪に人質としてやってきた真田信繁は馬廻衆として秀吉のそばに仕えることになります。

 もともとは青春編でも利発な若者として登場していただけに、信繁はすぐに秀吉に気に入られます。また石田三成にも時間はかかりますが、信頼されるようになります。

 石田三成は優秀な実務家でありながら、合理的的でかつ感情面に不器用なところがあり、信繁ともうまく意思疎通が出来ていませんでした。後の展開として西軍につくはずの信繁が、どんな理屈でこの三成と歩調を合わせることになるのかずっと疑問だったのですが、信繁は秀吉に認められたことが大きかったようです。

 

 真田昌幸は一戦国武将としては有能でしたが、豊臣秀吉は天下人ともなった人です。なにもかもがスケールが違います。秀吉と昌幸のもっとも異なっている部分は、秀吉が新しい時代を創ることに渇望していることに対して、昌幸は戦国乱世の夢をまだ捨てられなかったところです。

  信繁は秀吉のそばにいることで、時代の変化を感じ取って新しい世の中を見つめる若者として物語上は扱われています。

 信繁の兄・信之は沼田城主となり、京や大阪に上っている間の父の不在を自分で考え行動し埋めるようになっていきます。

 

 大阪編は時代の変化により好む好まざるに関わらず時代の変化を真田兄弟が真正面から受けることになります。

 

 ただしこの展開には個人的には疑問があります。

 真田昌幸は偉大な戦術家であることは間違いなく、その長男真田信之は大局観があったのか、それとも単に徳川に対する血縁上の義理(信之の正室は徳川の重臣・本多忠勝の娘)がそうさせたのかはわかりませんが結果として関ヶ原で東軍についた事実から、先を見通せる男と描くのは有りだとは思います。が、真田信繁はどこまでいっても一武将に過ぎず、良く言っても優れた戦術家としかその生涯からは受け取ることが出来ません。いかに秀吉の影響を受けたというストーリー展開とはいえ、これが今後に重要な要素として持ち込めるような雰囲気が考えにくいと思っています。

 

徳川家康の先を見通す目

 

 一般的に徳川家康は苦労の人、またはタヌキおやじとして描かれることが多いように思います。

 本能寺の変、秀吉の天下取りを境に時代のルールが次々に塗り替えられていき、武田、今川、北条とかつての宿敵であり盟友が次々と滅んでいく中、なんとか生き抜き、立ち回り、結果として天下をとった徳川家康が時代を見通す力がなかった、ということは無いと思います。

 けれど不思議な事に徳川家康が時代を読む力に優れ、その時々に正しい態度を表明していたという解釈で描かれることは少ないように思います。

 本能寺の変を通過し、秀吉を時代の中間点として関ヶ原まで描かれる戦国時代の物語があった場合には、その折々で時代のルールが常に書き換わり、その時々において正しい選択をしなければ大勢力であれ滅亡という、わりとゲームとしてはハードモードな内容でありながら、その勝者である家康をうまく捉えるという行為は案外難しく思えています。

 まだ「真田丸」は物語としては折り返し地点ですが、今後どのように展開するのでしょうか。

 楽しみに思っております。

 

 

自分用メモ帳 2016年6月版

メモ 日常
 

メモ帳について

 メモ帳は箸休め的存在です。

 特に考えもなしに思いついたことをダラダラ書くだけです。

ちょっと思ったこと

 ひとつ前の記事が小沢健二のライブの感想だったんですが、自分が想定していたよりもめちゃめちゃ長くて、何が言いたいのか分からんし何を言おうとしとるのかすら分からん、というひどい内容でしたね。

 でもまあぶっちゃけそれでいいかなって感じました。

 自分で書いておいて他人事みたいですが、そんなこともあると思います。

 

ame774.hatenablog.com

 

 何がそれでいいのかって話ですが、自分がその時に思ったことをある程度、そのまま勢いで文章に残せるなら、思い出としては良いことなんじゃないかなって話です。

ボナルー

 ボナルーの動画配信を見ました。とはいえ、日曜日は急用で出かけなければいけなくなったので、土曜日だけ、しかもLCDサウンドシステム、チャーチズ、M83、カマシ・ワシントン とお前ほとんどそれコーチェラで見ただろうというアーティストばかりでした。

 特に前回のコーチェラ配信メモでは言及しませんでしたがチャーチズのローレンはひたすらにキュートで可愛かったですよ。LCDサウンドシステムは何度見ても素晴らしいですね。この2アーティストは機会があったらぜひぜひ見たいものですね。

 

漫画

  最近漫画について特に何も感想とか書いていないですが、スピリット・サークル(水上悟志)が完結しましたね。ちょっと印象的でした。

 冒頭の画像で鬼頭莫宏のりりんを取り上げていますが特に意味はないです。

横浜ベイスターズ

  横浜ベイスターズがただいまセ・リーグの2位ですね。このまま交流戦を5割以上で乗り切れば今年は優勝するんじゃないでしょうか。

 私は特にベイスターズファンではないですが、今年は横浜投手陣が良い(ただいまセリーグ防御率1位)という理由からそう思っています。

 逆に言えば経験値不足の投手陣が崩れることがあれば難しいでしょうね。

サマソニフジロック

 今年のフジロックジェイムス・ブレイクからシガー・ロスの流れなんですね。すごく良いと思います。

 サマソニはやっぱりレディオヘッドが話題を独占でしょうか。新譜も良い塩梅だと思います。

 そのうち両フェスについてなんか書きます。

 それでは。

 

 

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