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Perfume(パフューム)のコーチェラ出演のニュースで気がついたこと

まとめ

 数日前(2019年1月9日)、パフュームのコーチェラ出演のニュースが流れた。このことにより一つ気がついたことがある。それはつまり、コーチェラ2019の出演ラインナップ(フルメンバー)が発表されたということだ。

 

コーチェラ・フェスティバルとは

 コーチェラ・フェスティバルは1999年よりアメリカ西海岸カルフォルニア州コーチェラ・ヴァレーで開催される野外音楽フェスティバルである。

 同フェスはYoutubeによる動画配信が毎年おこなわれており、ご丁寧にリピート放送までされている。北半球の夏フェスシーズンの到来を告げるこのフェスの注目度は日本でも高い。

 ある意味、英国のグラストンベリーやレディング・リーズ、同じアメリカ合衆国のボナルー・フェスティバルなどより知名度や馴染みの深い夏フェスということになる。

 またその年のUS・UKアーティストのウォーミングアップ的な位置付けでもあり、フジロックサマーソニックなどの日本の洋楽ロックフェスのヘッドライナーを含め参加メンバーの予想や参考として興味を持たれることも多い。

金曜日の出演アーティスト

 金曜日の出演アーティストとしてヘッドライナーにはChildish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)の名前が入っている。恥ずかしながら私は今日までのこのアーティストについて何も知らなかった。名前の語感からEDM系のアーティストなのか?と疑問をもったがそうではなく、ラッパーとのこと。さらにウィキペディアで情報を掘り下げると、チャイルディッシュ・ガンビーノはラッパーとしての活動名義で、ドナルド・グローヴァーことチャイルディッシュ・ガンビーノと表記されている。肩書はアメリカ合衆国の俳優、映画・ドラマプロデユーサー、脚本家、コメディアン、歌手、ラッパーとなっている。

 実はヘッドライナー級のアーティストの名前について知らなかっことは個人的にはかなり衝撃を受けている。自分の知識不足、教養不足を痛感せざるえない。

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 同じく大きな文字で名前が表記されているのは2018年の音楽メディアよりそのアルバムが好意的に評価されたJanelle Monae(ジャネール・モネイ)、NMEのベストアルバム2018年のNo1と評価をされたイギリスのThe1975、フランス出身のEDM系DJ・DJ Snake、M.I.A.のプロデューサーとしても有名Diplo(ディプロ)とここまで来たところで再び私のキーボードを打つ手が止まった。

 Rufus Du Sol(ルーファス・デュ・ソル)?Black Pink(ブラック・ピンク)?さらに二組も知らないアーティストが登場している。それぞれルーファス・デュ・ソルはオーストラリアのエレクトロ・トリオ、ブラック・ピンクは韓国のガールズ・ポップ・グループということで、音楽の世界は世代交代と拡散が進んでいるということらしい。素晴らしい。

 その下の段にはKacey Lee Musgraves(ケイシー・マスグレイヴス)やNina Kraviz(ニーナ・クラヴィッツ)、Kero Kero Bonito(ケロ・ケロ・ボニト)あたりの名前もある。女性アーティストが多いと、ステージとストリーミング配信が華やかになるので良い傾向ではないかと考えている。

土曜日の出演アーティスト

 土曜日のヘッドライナーを見て少し驚いた。Tame Impala(テーム・インパラ )は日本と欧米では夏フェスなどにおいて扱いに格差があるとは聞いていたが、ここまでとは。去年のサマソニに来日した際にはテーム・インパラはソニック・ステージ(3番めに大きいステージ)のトリでNoel Gallagher(ノエル・ギャラガー)とQueens Of The Stone Age(クイーン・オブ・ザ・ストーン・エイジ)の裏だった。ところがコーチェラでは土曜日のヘッドライナー格。 

 過去に私はテーム・インパラをフジロックで見たことがある。確かに実力のある美しい音を奏でるサイケデリック的なバンドだった。過去に出したアルバムは私は今も愛聴しているが、日本のフェスで大きなステージの良い時間帯の出演は難しいとしか思えない。残念だが。 

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  土曜日にはBeyonce(ビヨンセ)の妹Solange(ソランジュ)、Kanye Westカニエ・ウェスト)との共作でも有名なKid Cudi(キッド・カディ)、ご存知Weezerウィーザー)、テクノ・モーツアルトことAphex Twinエイフェックス・ツイン)、昨年のサマソニにも登場したJ Balvin(Jバルヴィン)、やはり昨年のサマソニに登場した弱冠17歳・Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ) 。

 ここでもやはり私の知らないアーティストがまた1名。名前はBassnectar(ベースネクター)。ジャンルをウィキペディアで調べた。グーグルは素晴らしい。ダブステップドラムンベースエレクトロニカブレイクビーツ、ドラムステップ、ニュースクール、ブレイクス。若干知らないジャンルもあがっているが、概要としてはそんな感じだ。

 ビリー・アイリッシュは昨年のサマソニで見た。著作権的にどうなんだろうという映像を流しつつ、ひどく可憐で美しかった。当時16歳だったことは後から知った。 

日曜日の出演アーティスト

 日曜日のヘッドライナーはAriana Grande(アリアナ・グランデ)。日本での知名度も人気も高い女性アーティスト。過去にやはりサマソニに登場し、多くの集客をおこなったアーティストでもあり、歌姫との印象も強い。

 今年のコーチェラはロック色がさらに薄まった印象もあり、例年と比較してさらにエンターティメントよりに振り切った陣容に感じている。

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  実は3日目の2段目のアーティストは2組しかわからない。わざわざブログ記事まで書いて自分の無知をさらすのもアレだが、事実なので仕方がない。

 知っているのはもちろんZedd(ゼッド)とChvrches(チャーチズ)。

 話のメインはImagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ)ではあるけれどゼッドの登場により(悪い意味で)私が衝撃を受けたという記事を過去には書いている。(→link)

 また、過去に何度かチャーチズについても言及したことはあるけれど、その際にはローレンかわいい、ローレン最高とほぼ同じことしか語っていない。(例えばこの記事→link) ろくでもない限りである。

  私の知らない少し文字の大きめのアーティストとしてはKhalid(カリード)はR&Bアーティスト、Gesaffelstein(ゲサフェルスタイン)はフランスのテクノスター、Bad Bunny(バッド・バニー)はプエルトリコ出身のラテン・トラップ、Dillon Francis(ディロン・フランシス)はムーン・バートン、YGはコンプトン出身のラッパーと、ほとんど自分が何を書いているのかさっぱりわからないくらいに多種多様。

 その下段で私が注目するのは、Blood Orange(ブラッド・オレンジ)、Unknown Mortal Orchestra(アンノウン・モータル・オーケストラ)、Soccer Mommy(サッカー・マミー)、そしてパフューム。

2018年のコーチェラ

  10年前にサマソニ2009のヘッドライナーとしてビヨンセが登場した。この時にはロック・フェスとしては賛否両論のあるヘッドライナーと考えられていた。世界的にも異例と思われていた。

 けれど昨年コーチェラ3日目でビヨンセがトリをつとめた。ビヨンセはダイエットをしてこのフェスに挑んだとも伝えられた。思えば昨年のコーチェラ・フェスティバルにはX JAPANも出演している。これは世界がサマソニに近づいたというよりは、コーチェラが以前にも増して多様性とエンターティメント色を強めてきたということではないかと私は考えている。 

 パフュームの登場もこの延長線上にある出来事のように思う。

 これは世界の音楽の流れなのか、それともコーチェラに限定された流れなのかは私には判断しかねるが、今回のラインナップは色々な意味で興味深い。

コーチェラと動画配信

  コーチェラは現在3日間x2週で開催をおこなっている。今までも動画配信をおこなっていたが、1週目のみの配信であった。けれど、今年は2週ともストリーミングによる生配信を行うとのこと。

 パフュームがライブが配信されるかどうかは現在のところ不明だが楽しみにしている。

 今年のコーチェラの日程は4月12・13・14日と19・20・21日となる。

 

 

 

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