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フランツ・フェルディナンドについてもう一回

 
 
 少しぼんやりしたことを書く。数日前、Franz Ferdinandフランツ・フェルディナンド)の4thアルバムについて書いた。(→ link)
 その中で私はフランツのことを「踊れるロック」とか「踊れる音楽」とか散々書いた気がする。気がするといった曖昧な表現なのは、私自身はそんなことを書いたつもりも言ったつもりもないが、事実文章ではそのように表現されているからだ。
 私の中ではフランツのことを「踊れるロック」だの「踊れる音楽」だのとラベリングすることに対してものすごく違和感がある。一見楽しげな、聴くとテンションが上がる音楽であり、何か叫びたくなるエモさを持ちあわせていることについては異論はない。  けれどそれだけが、フランツのすべてではない。ヨーロッパ的な(もしくは違う個別な)特有の暗さというか闇を抱えた何かから逃げだすような、例えるならレミング集団自殺のような躁鬱的に踊れる音楽という言い方がより近いのではないかと、直感的に感じているが、ピタリと言い当てるべき言葉を見つけられずにいる。
 実のところフランツことを一言で言い当てる、ぴったりくる表現でのレビューなんてものは見たことがない。だから安易に「踊れる音楽」なんて言い方は嫌だった。でも何も言わずにスルーするのも嫌だったから、とりあえず前回の「フランツ・フェルディナンド4thアルバムの感想」を書いた。
 
 4thアルバムについて書いた直後、フランツのライブ盤、しかも2014年のライブ盤を発見したのでリンクと収録曲を貼っておく。
 このセットリストは曲順はともかくおそらく今年のフジロック2014でのセットリストに近いものになると思う。
 
 
 Disc 1
  
 1. Bullet 
 2. The Dark Of The Matinee ()
 3. Tell Her Tonight
 4. Evil Eye
 5. No You Girls Never Know
 6. Do You Want To
 7. The Fallen
 8. Fresh Strawberries
 9. Walk Away
 10. Can't Stop Feeling
 11. Auf Achse 
 12. Lucid Dreams
 
 Disc 2
 
 1. Brief Encounters
 2. Michael
 3. Take Me Out
 4. Love Illumination
 5. This Fire
 6. Ulysses
 7. Right Action
 8. Evil And A Heathen
 9. Jacqueline
 10. Goodbye Lovers And Friends
 11. Outsiders
 
 
 
 
 
 
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