読書
最近私がおもしろいと思って読んだ漫画のまとめです。 なぜこんなまとめを唐突に書きだしたかと言えば。 6月くらいに「フリンジマン」というヤングマガジンで連載されていた不倫を題材とした漫画の1巻の感想をこのブログで書いているんですが、当時の決意と…
夏草の賦 [新装版] 下 (文春文庫)/司馬遼太郎 → link 人には器の大きさがあると言われている。この歴史小説ではその器の大きさについて考えさせられる。 上巻に引き続き夏草の賦(なつくさのふ)下巻の感想を書く。 夏草の賦は四国を統一した戦国大名長宗我…
夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)/司馬遼太郎 → link この物語は可能な限り早くNHKの大河ドラマにしたほうが良いのでは?と思った。それくらいに最近の大河ドラマ要素を兼ね備えている。もちろん面白い。 夏草の賦(なつくさのふ)は四国(土佐)の戦国時代…
BLUE GIANT 2/石塚真一 → link 自分の好きな女性に自分の好きな音楽を聴いてもらう時の気持ちってどんな風だろう。逆に自分の好きな女性が聴いている音楽を聴く時の気持ちってどんな風なんだろう。 前の巻(1巻)の最後でこの物語の主人公・宮本大(みやも…
東浩紀と検索エンジン 検索エンジンで検索することは普通のこととなった。これはこの四半世紀での人類の劇的な変化の一つだ。けれど、不思議なことに検索エンジンはクリエイティヴを我々に与えてはくれない。 そこで批評家の東浩紀は旅に出た。検索キーワー…
人は2種類に分けられる。そう、コンビニに置いてある雑誌や漫画の品揃えに満足出来る人間と、そうでない人間の2種類にだ。あなたの場合はどちらだ。 これはもちろん比喩だ。漫画とか雑誌に関する考え方の問題ではない。生き方の問題だ。 一般的な方の考え方…
1Q84とは 村上春樹について書くことほど不毛なことはない。 それでも書きたいと思う。 そう思うくらいにこの「1Q84」という作品には魅力がある。 傑作だと言い切ってしまっていい。 1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編/村上春樹 → link 1Q84 1冊目 「1Q84」は当初Boo…
最初に 「かもめのジョナサン」というタイトルは「かもめの水兵さん」を想起させどこかユーモラスで楽しげな印象を与える。少なくとも私にとってはそうだ。あなたにとってはどうだろうか。 実のところこの物語は決してユーモラスで楽しげなものではない。ジ…
ジャーン、ジャーン。げええっ!関羽 何が伝えたいのかサッパリわからないけれど私がこの漫画を最初に読んだ時の感想である。 フリンジマン1巻/青木 U平 → link 木多康昭が2013年末『喧嘩商売』の続編である『喧嘩稼業』の連載再開にともなって私はヤンマガ…