vs. おすすめ

おすすめブログのカウンターとして始めたはずが、気がつけば薄っぺらなブログ

感想

Whatever People Say I Am, That's What I'm Not/Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)

アークティック・モンキーズの最高傑作 この文章はアークティック・モンキーズの1stアルバムにして最高傑作にして歴史的名盤の呼び声高い「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」のレビューである。いや、そんな高尚なものではなくむしろ感想だ。…

壇蜜日記/壇蜜

あらすじ 本書「壇蜜日記」は女優、タレント、グラビアモデルの肩書を持つ壇蜜が2013年秋から2014年夏までの期間について天気と自らの生活の一部をソリッドな文章で書き記した記録である。 壇蜜日記 (文春文庫 た 92-1)/壇蜜 → link 壇蜜の時代 確かに壇蜜の…

「嘘喰い」最終回は打ち切りなのか問題

趣旨説明 このエントリは、当ブログ「vs.おすすめ」へ検索エンジンから多数流入してくる「嘘喰いの最終回は打ち切りエンドだったのでは」という疑問をお持ちの方々のために、私が作者迫稔雄または掲載誌ヤングジャンプに変わって勝手に個人的に妄想で回答を…

狂気の左サイドバック/一志治夫

あらすじ 本書「狂気の左サイドバック」はサッカー日本代表にすべてを捧げた男・都並敏史が「ドーハの悲劇」に至る過程で、その裏側でどのよう闘い、どのように苦悩し、そして彼および彼らが何故敗れたのかを記したノンフィクション作品である。 狂気の左サ…

グルメ多動力/堀江貴文

あらすじ 本書「グルメ多動力」はホリエモンこと堀江貴文が、自ら関わるアンバサダーユニット「WAGYUMAFIA」と、やはり自らがプロデユースしたうまい店が探せるグルメアプリ「テリヤキ」によって得た知見を元に、最先端のグルメの総括と、日本の飲食業界の未…

週刊ヤングジャンプ 新連載と打ち切りのスパイラル

あらすじ このエントリは、「嘘喰い」の終了に伴い、私が勝手に雑誌としてのテンション低下を感じている「週刊ヤングジャンプ」の新連載ラッシュとその打ち切りラッシュについて嘆く、果てしなくおせっかいな雑文である。 ヤングジャンプ 2018 No.15(2018/0…

拝啓、本が売れません/額賀澪

あらすじ 本書「拝啓、本が売れません」は、出版不況の中、様々な場所へ出向き、様々な人と話をし、一冊でも多く自分の本を売って自分の寿命を延命すべく右往左往する、平成生まれの自称ゆとり世代作家・額賀澪の挑戦の記録である。 拝啓、本が売れません/額…

将棋めし 1巻/松本渚

最近、飯を食う漫画と将棋がブームとなっている。 将棋めし 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)/松本渚 → link 将棋の話 2017年の夏、藤井聡太四段の登場により、何度目かの将棋ブームが到来した。過去に将棋ブームとよばれているものは何度かあったが、今…

グイン・サーガがまだ続いていること

私は小学生の頃から栗本薫という作家が好きだった。 初めて読んだ栗本薫の作品は「魔界水滸伝」という長編の小説だった。結局この物語は、完結することなく途中で作者の栗本薫が投げ出してしまうわけだが、まあそれでも十分に楽しかった。 栗本薫といえば「…

多摩蘭坂もしくはRCサクセションのベストアルバム

昨日の夜。急な坂道を歩いていた。ふいにRCサクセションの多摩蘭坂という曲を思い出した。 私は中学生から高校生くらいまでの時期、忌野清志郎とRCサクションの事が大好きだった。RCサクセションは何枚も何枚もベストアルバムを出すグループで、高校生となっ…

コージィ城倉とプレイボール2

グランドジャンプ 2017年 4/19 号 [雑誌]/ → link 今年(2017年)の春からコージィ城倉が「プレイボール」の続編を描いている。 「プレイボール」とはもちろん、ちばあきおが自身の作品「キャプテン」で初代のキャプテンを務めていた谷口が中学を卒業した後…

真田丸 前半(第25回別離)までの感想

真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) → link 真田丸というタイトル 久しぶりにNHKの大河ドラマをここまで比較的きっちり見たのでその感想などを書きたいと思います。 数年前、2016年の大河ドラマのタイトルが「真田丸」になると発表され、その主人公が…

小沢健二はジョン・タイターなのか (ライブツアー『魔法的 ~』が終わってしまわないうちに)

小沢健二はおそらくは未来人だ。 しかもタイムリープしてる。 2016年5月31日の小沢健二・ライブツアー「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」名古屋公演1日目を見てそう思った。 小沢健二のライブ(名古屋公演1日目)の感想を少しだけ書きたい。 最初に も…

ロッキング・オン天国/増井修

ロッキング・オン天国/増井修 → link ロッキング・オンとは増井修そのものだ。 もしかしたら、ロッキング・オンという言葉を聴くと、あなた方は茨城県ひたちなか市で毎年8月に開催されているあの夏フェスもしくはそこに登場するようなバンドのことを思い出す…

コーチェラ2016 youtube動画配信の感想

Ready for the Weekend/Calvin Harris → link もうすでに先月4月の話題となってしまいましたが、皆様はコーチェラの動画配信をご覧になったでしょうか。 そうです。海外アーティストが「コーチェーラー」と無駄に叫ぶ、ヤシの木と観覧車と夜景とビキニの享楽…

若い読者のための短編小説案内/村上春樹

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)/村上春樹 → link 初期の村上春樹は意図的に日本的な匂いがするものを遠ざけていたように感じる。 一般的に村上春樹のイメージと言えばビートルズ、スパゲティ、アメリカ文学あたりだろうか。 どこまでが初期なのか…

FKA Twigs(FKAツイッグス)のライブを見た

LP1/FKA twigs → link 女神転生というRPGゲームをご存知だろうか。 いや女神転生というゲームそのものでなくても、ペルソナシリーズでもデビルサマナーシリーズでも、デビルサバイバーシリーズでもかまわない。 とにかくアトラスという会社が作ったあのメガ…

サクラタブーの打ち切りとその後の猫田ゆかり

あらすじ この文章は2014年頃、週刊漫画雑誌「モーニング」に掲載されていた猫田ゆかり作「SAKURA TABOO(サクラータブー)」の連載とその不思議な読後感のある最終回をもとに、私が思う「打ち切り」についての感想と、その後の猫田ゆかりについて書かれた私…

D'Angelo(ディアンジェロ)のライブを見た

Black Messiah/D'Angelo And The Vanguard → link 2015年の夏もっとも衝撃的だったのはディアンジェロのライブだった。 2014年の年間ベストアルバム 話は2014年の12月初旬にさかのぼる。 いろいろな雑誌や音楽評論家、音楽ファンたちがそれぞれの年間のベス…

ザトペック投法もしくは木多康昭の「泣くようぐいす」のこと

泣くようぐいす (1) (少年マガジンコミックス)/木多康昭 → link 前のブログ記事でFKAツイッグスのアルバムレビューをするふりをして村山実のザトペック投法について書いた。 けれど実のところ私は村山実の現役時代のことはよく知らない。 村山実について知っ…

LP1/FKA Twigs (FKAツイッグス)

LP1/FKA twigs → link 昔、村山実二世、と呼ばれた投手がいた。 もちろん村山実二世とは、村山実の実子つまり血統的な二世のことを指すわけではない。 村山実二世の前にまずは村山実本人について。 ザトペック投法という名前の投げ方がある。 かつての阪神タ…

マシュー・ベラミーのギター

フジロックフェスティバル2015の土曜日のヘッドライナーとしてMuse(ミューズ)がやってくる。 ミューズはUK出身のロックバンド。もう少しだけ丁寧に言えばオルタナティブ・ギター・バンド。1999年にアルバム「ショウビズ」でデビュー。ボーカリストの声質な…

コーチェラ2015 2日目のライヴ配信も見た

出演アーティストが何度も何度も「コーチェーラー」と叫ぶフェス、カルフォルニアのコーチェラ・バレーで開催されるヤシの木と観覧車と動画配信が印象的なフェス、それがコーチェラ・フェスことコーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェス…

花冠の志士 小説久坂玄瑞/古川薫

花冠の志士 小説久坂玄瑞 (文春文庫)/古川薫 → link あなたは久坂玄瑞についてどれほどご存知だろうか? 例えば私はそれなりに幕末を舞台とした物語が好きだ。 少なくとも明治維新以降の日本よりも、鎌倉時代よりも平安時代よりも室町時代の文化史よりも、私…

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)/伊坂幸太郎 → link 「アヒルと鴨のコインロッカー」は映像化が難しい作品と言われていた。けれど実はすでに2007年に濱田岳を主演として映画化されている。この映画については私自身は見ていないため、話の根幹で…

We Are Shampoo/Shampoo(シャンプー)

We Are Shampoo/Shampoo → link 最近Shampoo(シャンプー)の「We Are Shampoo」というアルバムをよく聴いている。 シャンプーは90年代の洋楽シーンを一瞬だけ席巻したアイドルグループで「Trouble」という大ヒット曲も送り出している。アイドルという枠組みが…

司馬遼太郎の歴史小説を読む

せっかくなので今まで読んだ司馬遼太郎の歴史小説について感想を少しだけ書く。 私は決して司馬遼太郎の良い読み手ではないが、それでも司馬遼太郎の小説をいくつか読んでいるので、そういった作品の大雑把な概要とあらすじ、その感想を書きたいと思う。 特…

すべてがFになる/森博嗣

すべてがFになる (講談社文庫)/森博嗣 → link 森博嗣を読むとするならば、「すべてがFになる」から始めるべきだ。 もちろん、読む順番なんてどうだっていい。そんなものは他人から指示されるべきことではない。なんなら最新作、新刊から手をつけたってかまわ…

Baby's on Fire/電気グルーヴ

25/電気グルーヴ → link 「Baby's on Fire」について語りたい。 そしてここに書かれているのは私がいかに「Baby's on Fire」が好きかという妄想の物語でしかない。 電気グルーヴの25周年記念ミニアルバム「25」について何かを書くか、その「25」の冒頭M1を飾…

ロートレック荘事件/筒井康隆

ロートレック荘事件 /筒井康隆 → link 今回もネタバレから入る。叙述トリック。以上。 勘の良いミステリーファンならこれでだけで充分理解できる。 いや、少しだけ説明させてくれ。この物語は推理小説を読み慣れた人にとっては、そこまで出来の良い話ではな…

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