あらすじ 本書は医療の現場においては決して陽のあたる称賛を得るわけではない薬剤師、しかも病院薬剤師にフォーカスをあてた、時には己の存在意義に悩んだりする場面をもったりもするが、それでも患者に寄り添った力強い物語である。 アンサングシンデレラ …
趣旨説明と2018年の洋楽事情 今年(2018年)もっとも世間を賑わせた洋楽アーティストは言うまでもなくQueen(クイーン)だ。フレディ・マーキュリーの生涯を描いた映画ボヘミアン・ラプソディの大ヒットにより、その楽曲の知名度も相まって、後半テレビ・ラ…
TikTokを今さらながらインストールした iPhoneユーザーとなってから何年たつのだろうか。iPhone3GSが日本で発売されたのはWikipediaによれば2009年の出来事ということなので、年が明けて2019年になればまるまる10年になる。 そんな2018年は私にとってもっと…
私にとっての高木さん 私は思わず膝をうった。これはとんでもない作品だ。小中学校時代のこっ恥ずかしい思い出がリアルな感情で蘇ってくる。ジタバタとベッドの上を転げ回りたい。今風に言うならばエモい。これが私の山本崇一朗の「からかい上手の高木さん」…
あらすじ 本書は日本でもっともCDが多く売れた1998年に奇しくもデビューした4人の女性アーティスト「宇多田ヒカル」「椎名林檎」「aiko」「浜崎あゆみ」について、元ロッキング・オン編集者・宇野維正が、彼女たちの関係性を元に切り込んだ2015年末における…
いははひはふ 駅で印象的なポスターをiPhoneで取ることが大好きだ。 その中で不思議なポスターを見つけた。 それがこれだ。 私はしばらく、ずっとこのポスターについて考えていた。 いははひはふ? あつあつグルメフェス? 「いははひはふ」という名前のグル…
あらすじ この文章は書店へ出向き、漫画だろうが、ライトノベルだろうが、ハードカバーだろうが、ファッション雑誌だろうが、新書だろうが、とにかく新刊の表紙を舐めるように眺めることが大好きな私の個人的な思いというか八つ当たりというか、デザインの進…
あらすじ 1980年代、筒井康隆は全盛期だった。その80年代中盤の著作の中でも異質でありつつも、筒井康隆的である本作「旅のラゴス」を今日は取り上げる。 本書はラゴスを主人公としたファンタジー的かつSF的な一生をかけた旅の物語となり、その舞台はかつて…
オアシスのアルバムを1枚買うならば 口の悪いUKロックファンは言う。 オアシスのベストアルバムを買うくらいならば彼らの1stアルバムと2ndアルバムを買えば良いと。 それでは1枚だけ買うならばどちらなのか。その回答がこの記事だ。 本アルバム「モーニング…
フランツ・フェルディナンドのアルバムを1枚だけ聴くなら 本アルバム「Franz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)」はUKロック不毛の時代00年代にドミノ・レコーズよりArctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)とともに彗星のように現れた、本格的な…
プライマル・スクリームのアルバムを1枚だけ買うならば Primal Scream(プライマル・スクリーム)はアルバムごとに方向性の異なるアーティストだ。そんな彼らの最高傑作は何かと問われるならば、意見はもちろん別れることとなろうが、3rdアルバム「スクリーマ…
アークティック・モンキーズの最高傑作 この文章はArctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)の1stアルバムにして最高傑作にして歴史的名盤の呼び声高い「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」のレビューである。いや、そんな高尚なものではな…
この文章で言いたいこと 名古屋市民いや愛知県民のソウルフードについて考えた。そしてそれは「矢場とん」の味噌カツでもなく、「コメダ」のシロノワールでもなく、「味仙」の台湾ラーメンでもなく、「寿がきやのみそ煮込うどん(即席麺)」であるという結論…
あらすじ 本書「壇蜜日記」は女優、タレント、グラビアモデルの肩書を持つ壇蜜が2013年秋から2014年夏までの期間について天気と自らの生活の一部をソリッドな文章で書き記した記録である。 壇蜜日記 (文春文庫 た 92-1)/壇蜜 → link 壇蜜の時代 確かに壇蜜の…
趣旨説明 このエントリは、当ブログ「vs.おすすめ」へ検索エンジンから多数流入してくる「嘘喰いの最終回は打ち切りエンドだったのでは」という疑問をお持ちの方々のために、私が作者迫稔雄または掲載誌ヤングジャンプに変わって勝手に個人的に妄想で回答を…